総合景気予測値、MERS以前の水準回復

 全国経済人連合会(全経連)は30日、売上高上位の企業600社を対象に景況判断指数(BSI)を調べた結果、9月の総合景気予測値は95.1となった。中東呼吸器症候群(MERS)流行以前の水準を回復した。

 BSI総合景気予測値は前月(89.6)を5.5ポイント上回り、MERS流行以前の6月(96.4)に近い水準に回復したが、景気判断の分かれ目となる基準値(100)は下回った。総合景気予測値は3月(103.7)がピークで、4月以降は6カ月連続で基準値を下回っている格好だ。

 全経連のホン・ソンイル財政金融チーム長は「BSIがMERS以前の水準を回復しても、中国リスクなどで安心はできない。着実な構造調整と研究開発投資で実質的な競争力向上に努めるべきだ」と指摘した。

キム・ミョンソン記者
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