メキシコ:4-6月GDP、前年同期比2.2%増-予想上回る
2015/08/21 14:06 JST
(ブルームバーグ):メキシコ経済は4-6月(第2四半期)に市場予想を上回る成長となった。内需が持ち直した。
国家統計地理情報局(INEGI)が20日発表した国内総生産(GDP)は前年同期比2.2%増加。ブルームバーグがエコノミスト24人を対象にまとめた予想の中央値は2.1%だった。前期比 では0.5%増えた。
メキシコ銀行(中央銀行)のカルステンス総裁は先週、小売売上高と個人向け与信が4-6月期の「緩やかな成長」を加速させたと説明。ブルームバーグがまとめたアナリスト予想によれば、原油の値下がりと生産減少で成長率見通しは引き下げ傾向にあるが、依然として今年は2.5%成長と、2012年以来の高い成長率が見込まれている。
パンテオン・マクロエコノミクスのエコノミスト、アンドレス・アバディア氏は顧客向けの文書で、「堅調な内需を受け経済は成長しているが、そのペースは増していない。原油生産減少に伴う打撃、特に製造業の輸出減少にもかかわらず今年前半のメキシコ経済は比較的堅調だった」と指摘した。
原題:Mexico GDP Growth Beats Forecasts as Services Provide Boost (1)(抜粋)
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更新日時: 2015/08/21 14:06 JST