日航機墜落30年:御巣鷹ふもとで追悼慰霊式
毎日新聞 2015年08月12日 21時26分(最終更新 08月13日 12時15分)
日航ジャンボ機墜落事故から30年を迎えた12日、群馬県上野村の「御巣鷹(おすたか)の尾根」のふもとにある「慰霊の園」で追悼慰霊式が営まれた。午後6時から始まり、遺族や日航関係者ら356人が参列。夕暮れが迫る中、祭壇に次々と花を手向けた。公益財団法人慰霊の園理事長の神田強平・上野村長は式辞で「航空機事故の戒めを発信するため、今後も式典を続ける」と述べた。
犠牲者と同じ数の520本のろうそくに火がともされると、あたりは揺れる明かりに包まれ、遺族らは愛する人に思いを巡らせた。墜落した時刻の「午後6時56分」に合わせて黙とうをささげ、犠牲者の冥福を祈った。【畑広志】