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指定廃棄物処分場 調査に入れない状況続く
8月31日 13時02分

指定廃棄物処分場 調査に入れない状況続く
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東京電力福島第一原子力発電所の事故で発生した放射性物質を含む指定廃棄物の処分場建設に向けて環境省は、先週断念した宮城県の3つの候補地の現地調査に31日、改めて入ることにしていましたが現地で強い抗議を受け、依然、調査に入れない状況が続いています。
宮城県内への指定廃棄物の処分場の建設に向けて環境省は、先週28日、栗原市、大和町、加美町の3か所の候補地で現地調査に入ろうとしましたが、加美町で抗議活動が行われたため調査を断念しました。
環境省は、31日改めて3か所の候補地で調査を行いたいとして、このうち加美町では、午前10時ごろ、候補地の田代岳の入り口に環境省の担当者など12人が訪れました。現地には、猪股洋文町長や住民など先週を上回るおよそ350人が集まって、のぼりや横断幕を掲げ、抗議活動を行いました。
環境省の担当者が「調査に入りたいので道を開けてください」と協力を求めたのに対し、猪股町長や住民が「この道は通さない。帰ってほしい」と強く抗議したことから環境省は午前中の調査を見送り、今後の対応を協議しています。また栗原市と大和町にも午前中、環境省の担当者などが訪れましたが、加美町の状況を踏まえて調査を見送り、宮城県内の3か所の候補地では依然、調査に入れない状況が続いています。

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