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【社会】

「被害者も加害者もいや」 安保法案抗議 きょう「10万人集会」

記者会見で安保関連法案に反対するメッセージを掲げる全国から集まった若者団体=29日、東京都千代田区で(平野皓士朗撮影)

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 安全保障関連法案に反対する市民団体「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」が三十日、参加者十万人を目標に東京・永田町の国会周辺などで抗議集会を開く。本番を前に、集会に参加する学生グループ「SEALDs(自由と民主主義のための学生緊急行動、シールズ)」や各地の若者グループら計十二団体が二十九日、東京都内で記者会見を開き、意気込みを語った。

 沖縄県在住、出身の学生らで終戦の日の八月十五日に結成した「SEALDs RYUKYU」の元山仁士郎(じんしろう)さん(23)=同県宜野湾(ぎのわん)市出身、国際基督教大四年=は「安保法案が通れば、沖縄は日本の戦争へ加担することになる。被害者にも加害者にもなりたくないと訴えたい」と語った。

 国会前の集会は三十日午後二〜四時で、学者や作家の室井佑月さんら文化人のほか、シールズのメンバーもスピーチする。都内では、国会周辺の日比谷公園や外務省前、財務省前などでも同時に開かれる。実行委によると、この日は全国で少なくとも三百カ所以上のデモや集会が予定されているという。

 

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