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 30日午前2時過ぎ、東京都目黒区三田1丁目のJR山手線の目黒―恵比寿間で、架線を支えるための滑車が溶けているのを点検中のJR職員が見つけ、警視庁に連絡した。警視庁によると、架線の上を通る跨線橋(こせんきょう)から何者かがペットボトルと針金を使って燃やした疑いがあるという。

 目黒署やJR東日本によると、山手線の架線に取り付けられた滑車(直径約10センチ)4個のうち1個が溶けていた。その上に跨線橋があり、フェンスには直径約8センチの穴が開いていた。針金を使ってペットボトルをつるしたような跡があるという。前回の点検は昨年6月で、署は、何者かが可燃物を入れたペットボトルを使い、滑車に火をつけた疑いがあるとみて、捜査している。