気付き
ふと咲-Saki-13巻を読み返していた際にあることに気づきました
おもちに見惚れるのも無理はないと思いますが、ここは眼鏡に注目してみるとレンズの屈折によって頬が内側に描かれているというのがわかります。
レンズによる屈折、よく見ると指まで屈折してます。なんて細かい拘りなんでしょう
数多あるマンガの中でもこの表現が施されている作品は少ないですね(私は初めて知ったほどです)
小林立先生が眼鏡に大きな拘りをおもちなのは感じていましたが、これには大変驚きました。
一体いつからこういった表現が施されていたか眼鏡の屈折表現に着目しながら1巻から読み返してみました
調べてみた
以下、屈折表現が見られた箇所とキャラクターの羅列
1巻 | 104頁 | 西田順子 |
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107頁 | 西田順子 |
ていうか初めての屈折表現が西田さん、あなたなのか。
2巻 | 15頁 | 西田順子 |
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24頁 | 沢村智紀 |
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115頁 | 西田順子 |
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125頁 | 沢村智紀 |
3巻 | 21頁 | 沢村智紀 |
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33頁 | 沢村智紀 |
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75頁 | 田中舞 |
4巻 | 191頁 | 沢村智紀 |
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193頁 | 沢村智紀 |
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198頁 | 沢村智紀 |
5巻 | 21頁 | 西田順子 |
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23頁 | 西田順子 |
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31頁 | 西田順子 |
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35頁 | 西田順子 |
6巻 | 151頁 | 染谷まこ |
7巻 | 29頁 | 沢村智紀 |
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35頁 | 西田順子 |
なんだか、あからさまにキャラクターが偏っているのがわかります、6巻にして初めてまこに屈折表現が見られました。
8巻 | 50頁 | 染谷まこ |
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71頁 | 染谷まこ |
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74頁 | 染谷まこ |
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105頁 | 沢村智紀 |
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108頁 | 内木一太 |
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129頁 | 愛宕絹恵 |
9巻 | 111頁 | 染谷まこ |
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135頁 | 愛宕絹恵 |
10巻 | 9頁 | 愛宕絹恵 |
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13頁 | 愛宕絹恵 |
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14頁 | 愛宕絹恵 |
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23頁 | 臼沢塞 |
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30頁 | 臼沢塞 |
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31頁 | 臼沢塞 |
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42頁 | 愛宕絹恵 |
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48頁 | 愛宕絹恵 |
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48頁 | 臼沢塞 |
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49頁 | 臼沢塞 |
モノクルは普通、老眼鏡として使うものですが、これには近視用の度数が入っていますね(老眼鏡および遠視の度数なら頬の外側に屈折するはずですが、頬の内側に屈折していますね)
……強度近視の人が使う老眼鏡も内側に屈折するレンズです……その可能性もあるか……
11巻 |
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特になし |
12巻 | 162頁 | 染谷まこ |
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167頁 | 染谷まこ |
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168頁 | 染谷まこ |
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170頁 | 染谷まこ |
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172頁 | 染谷まこの祖父 |
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177頁 | 染谷まこ |
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179頁 | 染谷まこ |
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181頁 | 染谷まこ |
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182頁 | 染谷まこ |
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189頁 | 染谷まこ |
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190頁 | 染谷まこ |
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196頁 | 染谷まこ |
逆にまこは視力の低下に触れるエピソードのためか、やたらと屈折が見られますね。
13巻 | 171頁 | 真屋由暉子 |
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173頁 | 真屋由暉子 |
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195頁 | 真屋由暉子 |
14巻 | 5頁 | 真屋由暉子 |
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7頁 | 真屋由暉子 |
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8頁 | 真屋由暉子 |
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47頁 | 船久保浩子 |
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64頁 | 愛宕絹恵 |
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65頁 | 愛宕絹恵 |
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71頁 | 染谷まこ |
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88頁 | 愛宕絹恵 |
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153頁 | 愛宕絹恵 |
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154頁 | 愛宕絹恵 |
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156頁 | 愛宕絹恵 |
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158頁 | 愛宕絹恵 |
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164頁 | 愛宕絹恵 |
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167頁 | 愛宕絹恵 |
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169頁 | 愛宕絹恵 |
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178頁 | 愛宕絹恵 |
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180頁 | 愛宕絹恵 |
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182頁 | 愛宕絹恵 |
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184頁 | 愛宕絹恵 |
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186頁 | 染谷まこ |
以上、14巻までで73ページが該当しました。多いよ!
抜けがあるかも知れないけどスルーで……
それにしても初期から施されていた表現に129話でようやく気付くなんてもう少し意識を高めて読んでいきたいですね。
調べてみて
屈折表現の多いキャラクターでも、すべてのコマで表現が見られたわけではありません、結局のところ小林立先生次第なのでしょう。
が、登場が多いにも関わらず一切の屈折表現が見られないキャラクターが複数人存在します。
吉留未春さん
辻垣内智葉さん
などがそうです。
みはるんは去年眼鏡を買ったばかりです(14巻キャラクター表及び1期アニメ特典ピクチャードラマ参照)
サトハ先生は普段裸眼で過ごしているので眼鏡の度数が強くないのでは、と予想できます。
逆に、よく屈折表現が施されているキャラは眼鏡の度数が強いということに、それってすなわち
小林立先生はキャラクターの視力までも設定しており、その設定をしっかり作画に反映させているというわけですね。
これらの点について既に気付いてた方もいらっしゃると思いますし、もしかして既に常識だった可能性もあって、すこし怖いですが自分で気付くというのは気分のいいものですね。
今後、気が向いたらキャラクターの具体的な視力とかも調べてみたいです。
それにしてもこうして一気に読み返してみると咲-Saki-ってホントに面白いなあと強く再確認です。
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