ＪＲ北海道の業務用のパソコンが「標的型メール」というサイバー攻撃を受け、ウイルスに感染していたことが分かりました。
運行システムへの影響や個人情報の流出は今のところ確認されていないということです。
ＪＲ北海道によりますと、今月１２日、外部のセキュリティー会社から、「ＪＲ北海道のパソコンから外部の不審なサーバーへの接続が確認された」と連絡があり、ＪＲが調べたところ、これまでに７台のパソコンでウイルスの感染が確認されたということです。
感染の原因は、今月１１日、客からの問い合わせを装ったメールに添付されたファイルを社員が開いたためで、社内のネットワークを経由してほかのパソコンに広がったと見られるということです。
運行システムへの影響や個人情報の流出は今のところ確認されていないということです。
こうしたサイバー攻撃は特定の標的を狙ってウイルスに感染させるために送りつけられる「標的型メール」と呼ばれ、各地で急増しています。
ＪＲ北海道では「メールの取り扱いに注意するよう周知するとともにセキュリティー対策の強化に取り組みたい」と話しています。