(2人)おはようございます。
今日の「サキどり」テーマは…こちらは先月東京で開かれた農家になりたいという人のための就職説明会です。
女性目立ってますね。
はいそうなんです。
女性専用のブースもあってにぎわっていたんですよ。
ほぉ〜。
意欲も意識も高そうですよ。
この女性たちのパワーに今農業の世界も注目しているんです。
農作業の担い手としてはもちろんなんですが実は…ええっどういう事?10年足らずで売り上げを5,000万円以上もアップさせたトマト農家の母と娘。
ええっ!?それから家庭菜園で野菜作りを極め今やレストランのシェフから引っ張りだこの主婦。
今日は農業で大きな利益を上げるそんな可能性を切り開いている女性たちを大特集します!そんなにすごいんですか?裏打ちあるんですか?女性の活躍。
あるんです。
こんなデータを見て下さい。
農業法人の売上高の増加率を示したもの。
金融機関が融資を行って3年後を見てみますと女性の管理職がいない場合増加率は9.4%。
もうちょいで2桁。
いる場合カビラさんどのくらいだと思います?いやこれいって2倍ぐらいでしょこの。
正解はこちら!23%。
倍以上!すごいですねこの伸び率。
というわけで今日は女性ならではの工夫で人気を集めている農業女子たち見ていきましょう!「サキどり」がやって来たのは2ヘクタールの土地に大きなハウスが立ち並ぶこちらの農業法人。
中にある直売所をのぞくと…。
にぎわってますねぇ!皆さんのお目当てはトマト。
新鮮で糖度の高いトマトを袋に詰めた分だけ持ち帰れるサービスが人気です。
併設されたトマトカフェの看板商品は…直売店全体で年間5,000万円を売り上げます。
この農業法人ではこうしたトマトビジネスを全て女性従業員が手がけています。
月に一度女性だけの企画会議で新商品のアイデアなどを検討するんです。
この日はドライトマトを使ったスイーツの新商品がテーマ。
開発部門を取り仕切る今野栄子さんがメンバーの自由な発想を引き出していきます。
35年前からトマトを生産してきた栄子さんと夫の文隆さん。
作るだけの農業に限界を感じ9年前加工部門を立ち上げ。
そしてその運営を全て栄子さんたち女性が担う事にしました。
営業を担当するのが娘のさおりさん。
50品目にも上るトマトの加工品を扱っています。
8年前子供の出産を機に横浜からUターン。
以来両親を支えています。
どうもお世話さまです。
この日訪れたのは大崎市の中心部にあるお土産屋さん。
トマトの配達をしながら新商品をアピールするチャンスをうかがいます。
さおりさんが売り込もうとしているのは…。
若い女性向けのスイーツです。
今度持ってきますので是非お願いします。
この日も商談をゲット。
お見事です。
こうして今では年間の売り上げ…続いて「サキどり」が向かったのは三重県鈴鹿市。
近藤啓子さんは500品目もの野菜を作る農事組合法人の代表です。
10年前には小さな家庭菜園で野菜を家族のために作っていた近藤さん。
それが今では近藤さんが作る珍しくて質の良い野菜を求め大勢のシェフがやって来ます。
取引先は東京や名古屋などの飲食店80店舗ほど。
年間で…珍しい野菜を数多く作っている事が評判を呼び家庭菜園は3ヘクタールに拡大。
スタッフは30代から上は80代まで15人に増えました。
近藤さんたちの野菜作りはその随所に女子力が生かされています。
ん?ジャングル?確かに雑草が伸び放題。
でもいいんです!もともとは家族のために野菜を作ってきた近藤さん。
農薬や化学肥料を一切使わないこだわりを守り続けています。
大変な草むしりも女性が大好きなアレを使えば大丈夫。
それは…絶対納豆食べる毎日。
(女性1)納豆もいいよね。
納豆とさオクラとかさモロヘイヤとかさ。
(女性2)オクラ大好き。
会話を楽しんでいると作業のつらさも忘れます。
更にこうした何気ないおしゃべりから数々のアイデア商品が生まれています。
こちらは…煮込んでもおいしく栄養バランスのとれた野菜をと育児中の主婦が提案しました。
他にも野菜とハーブを使ったリゾットセットや焼き野菜にぴったりのセットが生まれました。
おいしい食べ方もみんなでワイワイと相談。
自信作をレシピにしてセットに添えます。
この心配りがうれしいですよね。
ところで近藤さんたちが栽培する500品目近くの野菜。
日本ではあまり目にしない海外の品種も多く含まれています。
それをどうやって作ったのかというと…。
思い立ったら即行動!シェフたちから「珍しい野菜を」とリクエストされる度に近藤さんは海外へ視察。
栽培法をじかに学びました。
その成果が…。
甘みたっぷりでクリーミーな味わいのかぼちゃに…。
こちらはイタリアなどでよく使われる果肉が柔らかい白なす。
近藤さん今年9月もヨーロッパへ行く予定を立てているんだとか。
そして経営者としてのモットーは堅実さ。
10年たった今でも無借金経営を続けています。
いやびっくりの大活躍ぶりですね。
すごいですね。
すばらしいですよ。
そしてご自身でも農園で野菜作り集中されている林マヤさんです。
どうですか?この活躍ぶり。
いや〜びっくらこいちゃったっぺよほんとに。
でもやっぱりね女性は欲張りなの。
男性で農業やってらっしゃる方は限られた数量を一気にドドーンって作るんですよ。
なるほど。
でも女子はやっぱりそんな男性ほどパワーもないし楽しむからいろんなものを欲張り的にたくさん作りたくなるの。
バリエーションが欲しい。
そうなんです。
でそれを食卓までつなげて考えて作るの。
だから土から食卓までつながってるみたいな考えなのでこれは面白いですよ。
女性の農業。
もうお一方ご紹介します。
農業ジャーナリストの青山浩子さんです。
よろしくお願いいたします。
今日は「サキどり」も女性パワー満開ですね。
いやもう大歓迎ですよ。
大歓迎です。
昔は作れば売れてた時代なんですが今はどうやって売るかどうやって食べてもらうかという事を考えないといけない農業になってきてるんですが消費者目線っていうか食べる側の視点に立った野菜作りですとか農産物を選択するという目が働いてそれがやはり消費者にも受け入れられて売り上げが伸びているという事が一つあると思います。
女性の強みがたくさん詰まったあの野菜セットお持ちしましたよ。
来ました。
こちらが…小さいなすそれからミニの花付きズッキーニなどなど。
(林)かわいい〜!小さい野菜のセットなんですね。
少人数の世帯が今増えてますよね。
そこでね「大きい野菜じゃなかなか食べきれないよね」っていう雑談から生まれた商品なんです。
(林)やっぱねこのパックの中に……って入ってる。
ねえ!もう一つカラフル野菜とハーブのリゾットセット。
全て11種類入っております。
11種類…イレブン?イレブンです。
イレブン!中盤は誰かな?要のファンタジスタは…って事ですよね。
監督やりますね!全てサッカーにつなげてくる…さすがカビラさん。
でもすごい。
そのリゾット…。
もしや?ご用意させて頂きました。
おっやった!どうぞ召し上がって下さい。
はい!カラフル。
いい感じの彩りですね。
(林)ほんときれいね色がね。
かわいいね。
(青山)ほんとですね。
(林)うわ〜食べる前からウキウキする!うん!ハーブの香りがフワッと爽やかに広がってかぼちゃが甘みが優すぃ!ホクホク。
ホクホク!これもね皆さんがじゃあこういうの商品化してみようと雑談で生まれました。
男性の皆さんちょっと購入して家に帰る。
野菜だけに旦那さんの…
(笑い声)カブが野菜だから?なるほどそういう事。
ブラボー!ありがとうございます。
頂きましたありがとうございます。
でもやっぱり確かに作るところと消費するところをまさにつないでいて両方分かるって事になると女性は相当なこれ…。
強い!強みを持ってますよね。
うん!
(青山)もう一つはですね農場で働く方のほとんどがパートさんは女性なんですよね。
どちらかというと社長が旦那さんの場合よりも専務とかの奥さんの方のがちょっと怖い存在だと。
でもお母さんだからこそ…あれですよね。
だから働いていらっしゃる方もみんな違うからこの人はこういう性格この人はこういう性格だからみたいのをちゃんと…。
そうです引き出してで高めて…あなたはもっとできるはずでしょっていう事をちょっときつめに言って。
やはり女性は同性の…ビシッと。
それがいい緊張感を与えて締まりがあってそれで組織が活性化してそれが作業の効率ですとか生産性につながってるっていうところもあるかと思います。
なるほど。
肝っ玉母さんだ。
そうですね。
まさに強みが生かされてるって事ですよね。
これは農家の担い手不足に悩む地域を救った主婦たちの物語。
神戸から車で1時間小野市きすみの地区は農業が盛んな所です。
しかし高齢化率は31%。
農家の担い手は年々少なくなる一方です。
こちらは担い手がいなくなった農地を預かり米などを生産する農事組合法人。
ここも預かる農地が増えすぎて人材は常に不足気味。
限界が近づいていました。
何とかして新たな担い手を見つけたい。
4年前組合は思い切った条件で募集広告を出しました。
性別経験は不問。
時給は兵庫県の最低賃金より200円以上高い1,000円に設定しました。
するとすぐに反応がありました。
ちょっとでも掘ってあったら楽だったんやけど…。
次々にやって来た応募者。
全て農業未経験の主婦でした。
子育てが一段落して働く場所を探していたというのです。
「未経験者に農業ができるのか?」。
当初は疑問の声も。
しかしそんな声をよそに主婦たちは次々に仕事を覚えていきました。
体力では男性に劣ってもそこは機械でカバー。
トラクターの運転もご覧のとおり。
順調に農作業をこなしていった主婦たち。
しかしどうしても苦手な作業がありました。
それは肥料や農薬の散布。
というのも肥料をまく量は農家の勘が頼り。
なかなかコツがつかめなかったのです。
メンバーの…この壁にぶち当たりました。
失敗を繰り返さないために宮脇さんは肥料をまく量をこまめに記録しました。
更にパソコンを一から勉強。
こんな表を作り上げました。
組合が管理する100か所の農地全ての広さとそこに必要な肥料の量を一目で分かるようにしたのです。
更に作っている作物別に農地を色分け。
(宮脇)例えば63号田82.2アールの面積があります。
この地図とデータを合わせれば農地ごとの肥料や農薬の散布量を間違える事はありません。
農家の勘を共有できるようになったのです。
いってきます。
はいいってらっしゃい。
この主婦たちの活躍によって管理する農地は4年間で倍増。
地域の農業が息を吹き返した事で組合を株式会社にしてもうかる農業を追求する動きも出始めています。
そこで主婦たちは新たにトウモロコシなど野菜の栽培を始めました。
中心となっているのは先ほどトラクターを乗りこなしていた…女手一つで小学生の娘を育てる黒田さん。
野菜と米を作れば1年を通して収入が得られると考えました。
何を作れば高い収益を上げられるのか。
黒田さんは各地の農家を視察し検討。
そして出した結論は…。
軌道に乗れば大きな収益が期待できると踏みました。
しかし質の高いイチゴを効率的に作るには「ベンチ」と呼ばれる専用の設備が必要に。
これが高額なんです!黒田さんはその思いを理事会で伝える事にしました。
投資を認めてもらうには理事たちを何とか説得しなければなりません。
黒田さんはこの日のために10年間の収支計画書を作成。
イチゴだけで現在作っている野菜全ての売り上げを上回る事ができるとアピールしました。
しかし…。
黒田さんたちの提案に理事たちからは心配の声が上がりました。
結局この日は結論が出ず次回に持ち越しになりました。
黒田さんのこの「絶対やる」っていう…強烈ですね。
いやいやかっこいい!農ガールっていう言葉ありますけど黒田さんたちは農レディースですね。
レディースな感じですね。
パワフルな。
ついてきます!って。
ついていきたくなるくらいかっこよかった。
どう受け止められてるんですか?あの熱さは。
実は組合長の藤本さんこんな事をおっしゃってます。
「それだけの方がいる」という事ですよ。
藤本さん懐深いんじゃないですか?そうですねなかなかかっこいい組合長ですね。
あれだけ女性を男女関係なく雇ったという事でもなかなか全国には少ないタイプだと…。
なるほど。
採用の段階であそこまでオープンなのは珍しい?珍しいと思います。
あのですね多分皆さん農業ってすごく敷居がね…好きな人はドンッと入るんですけども初心者の人でってなるとハードルが高いように思うんですがマニュアル化というんですかね基準を作る事で初めての人でもだんだんとステップを上がっていくっていうような配慮をしてるところがあります。
(林)いや農業は熱くなってきましたね〜!何なんですか?この魅力って。
最初やっぱ土にまみれて洋服も汚れるし何が楽しいの?と思ったんですよ。
でもね農業にはね面白さがいっぱいあるんですよ。
育てる楽しみもあるし頂く楽しみもあるし自分で気が付けばどんどん広がるんですよ。
だから彼女たちも全然農業やった事ないのに楽しみをきっと見つけてるんですよね。
だからあれだけ本気になれる。
そうですよね。
(青山)農業から入らずに……という事も私はありだと思うんですね。
今まで世襲制で必ず息子とか娘が継ぐもんだっていう事からなかなか大変だからやりたくないなとか継がせたくないなっていうような事から後継者不足って生まれていったので逆に農業は別に関心ないですけどでもたまたま見つかった仕事がこれだからっていうような新しい感覚も農業には逆に必要かなというふうに思いますね。
人口減少になり後継者不足にもなっている中まさに女性たちのチャンスというよりも力を生かさなければならない。
(青山)そうですね。
農業法人という形で会社経営になってきてそれが1万5,000経営体ぐらいあるんですね。
そうすると農業私は社員として入りますっていう事でお互いにマッチングすればですね社員として就職できるようになりましたので。
生き方としての農業ではなくて働き方としての農業。
これが増える。
そうです。
機会が広がってという事があると思いますね。
でもほんと農ガールって農業の農はこれまで「NO」だったんですね。
ノーガール。
でもそれをYESガールにするって事ですよね。
イエス!イエス!イエス!決まったぜ!YESガール!GOガール!いや〜いけますよ片山さんも農業。
私のような初心者でもいけるんだなと。
逆にそういった女性パワーで農業がまた変わってくるんだなとね可能性かなり感じました。
そうですよね。
だって実際に今日は変わっているそのまま皆さんに産直お届け!でしたからね。
ねえ。
女性パワー大応援させて頂きます。
エンディングナンバーはAliciaKeys「Superwoman」。
とったど〜!2015/08/30(日) 08:25〜08:55
NHK総合1・神戸
サキどり↑「農業で“稼ぐ”女たち」[字]
金融機関の調査では、女性の管理職がいる農業法人の方が成長力があるとのこと。女性が輝いている農業法人を全国に取材し、その力が日本の農業を変える可能性をサキどる。
詳細情報
番組内容
金融機関の調査では、女性の管理職がいる農業法人の方が成長力が高いという結果が。そこで今回は女性が輝いている農業法人を全国から厳選。女性の商品開発力を生かして急成長するトマト農家や、子どものために始めた家庭菜園を、3ヘクタールまで規模拡大した主婦。そして過疎の町では、子育てが一段落した主婦たちが農地拡大に奮闘。TPP交渉が進み「もうかる農業」が待望される今、女性のパワーが農業を変える可能性をサキどる
出演者
【ゲスト】林マヤ,農業フリージャーナリスト…青山浩子,【キャスター】ジョン・カビラ,片山千恵子
ジャンル :
情報/ワイドショー – その他
ニュース/報道 – 経済・市況
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