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【社会】

安保法案反対の海外在住者 「オーバーシーズ」結成

記者会見する「OVERSEAs」発起人の武井由起子弁護士(左)ら=28日午前、東京・永田町で

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 安全保障関連法案に反対する海外在住の日本人らが「OVERSEAs(オーバーシーズ)」を結成し、二十八日に東京都内で記者会見を開いて発表した。発起人の武井由起子弁護士は、法案が成立すると、海外在住者はテロなどの影響を受ける可能性が高まるが、日本国内の議論に参加しにくいと強調。「国外からの反対の声を届けるプラットホームにしたい」と意気込みを話した。

 一週間ほど前からインターネット上で呼び掛け、現在も国外で暮らす人やその経験者らが応じて、約四百人のグループになった。

 武井弁護士は「共通するのは危機感。一番影響を受けるのに、蚊帳の外にいる」と指摘。ネットを通じ、国外からの視点を伝えたいという。

 法案に反対する活動で注目を集める大学生らのグループ「SEALDs(自由と民主主義のための学生緊急行動、シールズ)」に触発され、オーバーシーズと名付けた。

 

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