祖父、祖母たちを恨まなければいけない。
自分は父方のぼってりとした顔や、すぐに禿げ上がる頭皮や、祖父の茶色の肌や、どちらも持っている一重の小さい目やら大きな顔やら、陰毛みたいなくせ毛やら容姿の欠点はほとんどもらった。
というのも、父親は優秀なので普通の家よりも金を大量に稼いでくれる。そして、東京の中心でまだ品良く生きていける。
そして、自分は京都のゴミみたいな大学の3流学部に通っているけど、それでもまだ父方の家では高学歴なのだ。東大やら京大やら早慶、その他もろもろの人が聞いたら爆笑してしまうだろうけどそうなのだ。
高卒で頭が良くない父の弟の子供の容姿のいい1歳年上の従兄弟がいるのだが、高認、大手予備校、福祉の専門学校で自分よりもゴミだから許せる。というよりも自分はバカにしている。
その従兄弟には姉が二人いる。あばずれだ。
どちらも一重で父方のぼってりとしたひどい顔の女なのだが、どちらも高卒だ。
そして、片方はブッサイクな一重の解体工と結婚して、ブッサイクな子供を量産している。
自分はこの子供たちが不憫でならない。助けたいかといえば、助けたいとは思わないし、何か強制的に助けなければいけない法令みたいなのがあっても極力助けたくない。
しかし、かわいそうだ。
顔が醜くて、家も金があるかといえば無く、少なくとも母親は経済的な事情など一切ないくせして高卒で、しかもそれで満足だと思っている。
どんどん、世の中が求める人間というのはハイスペック化しているなかで、金が無くてどうやって彼らは生きていくのだろうか。
可哀想でならない。
そして、自分は両親がセックスする前から美しく生まれることがないということは父方、母方の家、双方の写真を見ればわかっていたのに、身勝手に産んだのには呆れるばかりだ。
おまけに健康でもない。