めざせ!2020年のオリンピアン「新星たちの決戦に密着!インターハイ特集」 2015.08.25


真夏のスポーツの祭典全国高等学校総合体育大会。
通称インターハイ。
今日はあのネクストエイジたちの熱い戦いを追いかける!夢への大事な通過点。
決意のインターハイ特集。
最初の主人公は…ダントツの優勝候補だ。
そのプレッシャーからか試合直前の練習で珍しくミス。
(北川)何か緊張してますね。
猪又の課題は表現力。
元日本女王の村田由香里から動きを大きく見せ表現を豊かにする技術を学んだ。
そしてインターハイ。
見てるこっちがドキドキしますね。
本番前に硬かった表情が一変。
持ち前の正確な技術と新たに身につけた表現力を堂々披露。
完成度の高い演技を見せつけた。
期待に応え個人総合と団体2冠を達成!改めて同世代ナンバーワンの実力を証明した。
さあ今こそ自分の立ち位置を知る時だ!今回の舞台は高校生のスポーツの祭典インターハイです。
お二人にとってずばりインターハイどんな大会でした?私の進学した高校はインターハイに何回も出場してて優勝経験もあった所なのでもうインターハイ優勝するって入った時から思ってました。
松田さんは?僕自身は実はあまりインターハイに縁がなかったんですよ。
…っていうのは高校1年生の時にしか出場してないんですよ。
その時も5番だったので。
何かオリンピックに出る選手というのは必ずインターハイで活躍して華々しくいくものだと思ったらそうとも限らないんですね。
何か全然対照的ですね。
そうですね。
インターハイに挑んだネクストエイジ。
2人目は…彼もまた優勝候補だ。
まずは予選。
江島はいきなり通過ラインの4m80に挑戦する。
お〜余裕ですね。
余裕余裕。
あっさりと決勝進出を決めた。
江島がオリンピアンから指導を受けたのはこの2か月前。
日本記録を持つ澤野大地から助走の力をポールに伝える技術を学んだ。
その後ひとつきもたたないうちに江島は自己記録を更新。
ユース世代で今シーズン世界1位となる記録だった。
そしてインターハイ直前に挑んだ初めての世界大会。
江島は優勝をねらっていた。
しかし実力を発揮できず結果は6位。
今回はちゃんと調整もしてきたので…帰国して1週間後のインターハイ。
今度こそ優勝と気合いが入る。
決勝でも4m80をクリアし5mの1本目。
ジャンプする事さえできなかった。
江島がポールを選び直す。
1本目で使っていたのは反発力の強い硬いポール。
ライバルを圧倒する高い跳躍をねらったがそれがうまくいかない。
思わずコーチに助けを求める。
ちょっと迷ってるんでしょうね。
ねえ。
使い慣れた柔らかいポールで確実に跳びに行く。
…にもかかわらず失敗。
一方ライバルたちは…。
次々と5mをクリア。
気になりますよね。
後がなくなった3本目。
いけ!あ〜。
全然越えられてないですね。
イメージした戦いとは程遠くまさかの11位。
世界ナンバーワンの力を示す事はできなかった。
悔しいね。
悔しいですね。
その原因はどこにあるのか。
オリンピアンに聞いた。
本当の踏み切り位置よりも多分2足ぐらい前入っちゃってるんですよね。
本来右手の真下ぐらいがいいんですけど。
一つは技術。
そして…。
今は多分何かしようとそういう思いがすごく強くてただそれが…問題は勝負に向き合う心。
実は江島も一晩かけて考えていた。
そこもまだ弱いんじゃないかなって思います。
ちょっとこう苦しいシーンがありましたけどもこういう自分との闘いってやっぱりあるんですか?やはり最終的には自分との闘いが全てになるんで結果だけにとらわれるとじゃあどうやったらその結果が出るんだっていうところがおろそかになってしまうんですよ。
だからじゃあその結果を出すにはいつもどおりの動き動作をしなきゃいけないんでやはりそこに集中していかないとなかなかいつもどおりのパフォーマンスって出ないんじゃないですかね。
いろんな事今考え過ぎちゃってるんだなというのは江島君から感じましたね。
でもひとたび楽しいと思ってしまえばすごくいいふうに回転力がつくと思うんで今の問題点を解消して楽しめたらいいなと思います。
続いてのネクストエイジは体操の新星。
高校1年の土橋ココ。
インターハイをライバルへの反撃の場と考えていた。
中学チャンピオンだった土橋は去年田中理恵から本気指導を受けた。
恥ずかしがり屋で表情が硬い土橋に田中は表現も技術だとアドバイス。
その教えを直後の大会で早速実践。
大事な演技の出だしで…。
あ〜全然違う!しかし順調なのはここまでだった。
その後大事な大会でミスを連発。
新たに浮上した課題は演技の精度。
更に…同じ学年のライバルたちが圧倒的な結果を残し始めた。
土橋は大きく後れを取った。
ライバルたちは国際大会に出るためインターハイは欠場。
土橋は優勝するしかない!ところがまたしてもミス。
悔しいね。
予選で4位と振るわなかった土橋。
全てを懸けて決勝に挑む。
(声援)家族も応援に駆けつけた。
課題の平均台。
予選で落下した技…。
見事に修正。
大きなミスなく演じきった。
最後の種目はゆか。
高難度の技を次々と決めていく。
見入っちゃいますね。
完璧な演技。
めったに見せないガッツポーズが飛び出した!自己最高得点で1年生ながら個人総合優勝!うれしそう。
よくやった。
ライバルに追いつきそしていつかは追い越す!とてもうれしそうでしたね。
見てるこっちまで…。
あの〜ライバルの存在って…?高校の同級生が世界大会に行ったんですけど私もその同じ選考会に出てて1人だけ行けなかったんですよ。
へえ〜。
それがすごく悔しくて…でもそれがあったから大学とか進むにつれて世界大会行きたいっていう目標になったのでやっぱりライバルの存在っていうのは大きいですよね。
やっぱりどこに行っても同世代のライバルっていうのがいてやっぱ最初から勝てた訳じゃないし…。
でもそのライバルの存在があるからこそ「よしもっと頑張ろう」というふうに思って自分自身も成長していけるっていうのはありましたよね。
なるほどね。
あのさっきの家族はあのあと何をごはん食べに行くんだろうとすごい思ったんですよ。
焼き肉だよねやっぱり!多分焼き肉ですね。
さて次は初めてのインターハイに挑んだこの2人。
ハンマー投げの服部優允は競技歴僅か1年半。
その才能を引き出すのはあのレジェンド。
弱いだろ。
弱いじゃんだって。
室伏広治からハンマーに強い力を与える回転技術を学んだ。
インターハイの目標は自己記録の更新。
しかし回転の力をうまく伝えられずハンマーは失速。
自己ベスト更新はならず予選で敗退した。
所変わってアーチェリーの会場。
ここにも初めての大舞台に臨むネクストエイジがいる。
すごい。
こんなに一斉に射つの?去年の中学チャンピオンだ。
ロンドンの銅メダリスト蟹江美貴から弓を支える手押し手の極意を教わった。
更に遠征先の韓国で金メダリストから指導を受けるチャンスが。
今度は矢を放つ手引き手の技術を教わった。
2人のオリンピアンからのぜいたくな教え。
なんとか自分のものにしようと練習を重ねてきた。
成果を試すインターハイ。
参加した214人のうち29位で予選を通過。
決勝は1対1のトーナメント戦。
勝ち抜くには黄色の9点以上に矢を集めたい。
制限時間に気を取られず感覚を確かめながら丁寧に射つ。
しかし…。
結果にはつながらず1回戦で敗退。
(2人)う〜ん…。
まだ吸収しきれてない感じがありますね。
アーチェリーは結構何か月でその技が習得できるとかあんまりなくて結構年単位なんですよ。
そのオリンピアンが伝えてくれる事っていうのは極意でもあるんだけどそれをすぐになかなか会得するっていうのはこれやっぱ難しいんですよねきっと。
難しいですね本当に。
今日最後のネクストエイジは…高校入学直前金メダリストの塚原直也から本気指導を受けた。
現役オリンピアンが見せてくれた世界の技。
(松田)いい顔してますね。
いい顔してるんですよ。
更なる刺激を求めふるさと青森を離れ強豪校へ。
坊主になってる。
しかし実力者の先輩がひしめきインターハイ出場はかなわなかった。
大会を終えた大久保に聞いた。
東京オリンピックまでの道のり今の自分はどこにいる?ここら辺ですかね。
いいですか?刺して。
残りは70%。
ここから先やるべき事は…。
人として成長しなきゃ体操も成長しないと思うのでそういうのをよく言われてきたので気を付けていきたいです。
ほかのネクストエイジたちにも聞いてみた。
予選で敗退したハンマー投げの服部優允は?形とか出来てきてるんでここから自分の…試行錯誤とか基礎練習とかで勝負できると思う。
(松田)手応えはあるんですね。
ねっ手応えはあるんだ。
新体操の個人と団体2冠を達成した猪又涼子は?オリンピックってなった時に…この大きな舞台を楽しめたっていうのは自信になったので世界であっても同じ気持ちで臨めるようにしていきたいです。
決勝トーナメント1回戦で敗退したアーチェリーの小川万諒は?まだまだこれからなんで。
バスン。
世界に行くにはやっぱ1人じゃ絶対行けないと思うのでいろんな人に感謝して応援してもらえるようになりたいなと思います。
自己記録に遠く及ばなかった棒高跳びの江島雅紀は…。
まだ全然可能性はあって…。
ささいな事でもどんどん達成できたら大きい目標につながるんでその小さな目標の積み重ねっていうのが大事だなって思いました。
そして最後は体操の個人総合優勝を果たした土橋ココ。
謙虚だね。
下を向かずに前を向いて頑張っていけばいつか必ず東京オリンピックにたどりつけるのではないかと思って…。
う〜ん…。
何これ?勉強させられますね。
ちょっと自分の心を省みなきゃって思いますよね。
何か俺明日から前を向いて生きようって気に今日なりました。
みんなもっと高いところをあげるんじゃないかなと思ったら謙虚ですよね。
ちなみにお二人自分が高校生の時だったら…。
私高校生の時ゼロだったんで。
ゼロでもオリンピックに行ける!高校生の中では結構上位に行けるけど自分がオリンピックっていうところまで見れるかっていったらもう全然。
松田さん何%ぐらいだったと思いますか?直感で思ったのは50%だったんですよ。
…だったんですけどそれって今実際自分がオリンピック経験させてもらってその過程を振り返った上で50%だと思うんですよ。
ただその時ってじゃあ残りの50%は何をやったらいいのかというのは多分見えてないんですよね。
その分みんな低くなってるんじゃないかなっていう気はするんですよね。
なるほどなるほど。
5年もあったら…いろんな方から教えてもらった技術っていうものは確実に自分のものにできる歳月あると思いますし…。
中学生高校時代っていうのは刻一刻と自分の体も変わっていくし環境もいろいろ変わっていく。
やっぱり伸びる時期もあれば伸びない時期もある。
それを乗り越えていければどんどんこのパーセンテージが上がっていくんじゃないかなと思いますけどね。
是非この子たち全員がここを…100%にたどりついてほしいですね。
うわ〜楽しみ!夢の舞台まで道のりが平たんでない事は分かっている。
だからこそただ前を見つめて走り続ける!2015/08/25(火) 22:55〜23:20
NHK総合1・神戸
めざせ!2020年のオリンピアン「新星たちの決戦に密着!インターハイ特集」[解][字]

番組で紹介した6選手の全国高校総体に密着!優勝大本命の新体操と棒高跳の2人、初挑戦の1年生トリオらが大会で感じ取った「東京五輪に向けた今の自分の立ち位置」とは?

詳細情報
番組内容
高校生アスリートの夏の祭典、全国高校総体(インターハイ)で6人のネクストエイジに密着。優勝大本命の新体操と棒高跳びの2人は、圧倒的な力を見せつけることができたか?初挑戦となったアーチェリーと体操の1年生3人の間で明暗が分かれた結果とは?そしてハンマー投げの新星は金メダリストの教えを大舞台で発揮できたのか?試合後、各選手に「東京五輪を百%とした場合の現在の到達度」を尋ね、今なすべきことを語ってもらう
出演者
【司会】北川悠仁,【ゲスト】小林美貴,澤野大地,松田丈志,【出演】新体操選手…猪又涼子,棒高跳び選手…江島雅紀,ハンマー投げ選手…服部優允,アーチェリー選手…小川万諒,体操選手…土橋ココほか

ジャンル :
スポーツ – オリンピック・国際大会
ドキュメンタリー/教養 – スポーツ
バラエティ – トークバラエティ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
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日本語(解説)
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