(テーマ音楽)岩手県大船渡市三陸町の…避難せずに自宅にいたところを津波に流されました。
村上さんの家は海岸から800メートルほど離れた海抜およそ13メートルの所にありました。
幼い頃は海の近くに住んでいましたが昭和三陸津波で被災し姉を亡くしました。
この苦い経験から家族と共に海から離れた所に移ったのです。
あの日激しい揺れに襲われた時村上さんは夫と2人で自宅にいました。
揺れが収まったあと倒れた花瓶などの片づけを始めます。
寒さを感じ玄関のドアを閉めに行った村上さんは異変に気付きます。
三陸町を襲った津波の映像です。
高さ16メートルの津波が村上さんの家にまで押し寄せました。
その直後。
村上さんはとっさに柱につかまりましたがあっという間に津波にのみ込まれました。
夫の姿も見失います。
必死に耐えているとやがて水は引いていきました。
動くのは今しかないと思った村上さん。
しかしがれきに阻まれ身動きが全く取れません。
その時様子を見に来た近所の人たちの姿が見えました。
「助けて」と声を出すと男性2人が気付いてくれ村上さんは救出されました。
手首や胸の骨を折るなど大けがをした村上さんはその日のうちに病院に運ばれ一命を取り留めました。
しかし夫の新さんは翌日自宅近くで遺体で見つかりました。
震災後村上さんは周りの建物が無くなった事で海が思っていた以上に近かった事に気が付きました。
2015/08/26(水) 10:50〜10:55
NHK総合1・神戸
あの日 わたしは〜証言記録 東日本大震災〜「岩手県大船渡市 村上カツさん」[字]
東日本大震災に遭遇した人々の証言。岩手県大船渡市の村上カツさんは、昭和三陸大津波で姉を亡くし、高台に引っ越していた。今回の津波はその高台まで及び飲まれてしまう。
詳細情報
番組内容
東日本大震災に遭遇した人々の証言。岩手県大船渡市の村上カツさんは、昭和三陸大津波で姉を亡くし、高台に引っ越していた。今回の津波はその高台まで及び飲まれてしまう。
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント
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音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
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