（伊達）「東北発☆未来塾」応援団長のサンドウィッチマンです。
（富澤）どうも。
どうも。
今月はですねフリースクール校長の白井智子さんを講師に子どもたちに「寄り添うチカラ」を学んでいます。
いよいよ最終回。
はい。
白井さんは塾生に課題を出していたんだよね。
そうなんですね。
福島県南相馬市の…それで塾生たちは子ども全員で絵を描くところまではいったんだよね。
そうなんですよね。
やっぱりさあなんちゅうのこの絵。
まあつまりその…ピクチャーっていうのはいいよね。
ん？う〜ん。
まあ描く人の心の内がダイレクトに表現できるっていうかさあ。
どうしたんだよお前急に。
何が？絵描くってのは難しいんだよ。
まあ難しいよな難しい人にとってはな。
俺なんかトラ描いてみたけどこんな感じですからね。
あ〜これトラ。
まあトラって言われればトラなのかな〜。
う〜ん２０点あげよう。
２０点！じゃあ伊達さんの絵見せてもらっても？どうぞご覧下さい。
お〜！ホッホッホッホッ！何ですか？この気持ち悪いやつ。
いやいやトラですよ。
トラ！？「私はトラ！」って書いてるだろう。
すごい牙が内側に向いてるし。
あそこはちょっとね。
顔に線が入ってますけど。
線じゃないよ。
トラのしまだよ。
（富澤）すごいな〜。
ハハハ！さあ「寄り添うチカラ」最終回です。
はい。
塾生たちが考えたイベントで思わぬハプニングが続出します。
お前の絵がハプニングだよ。
波乱の「未来塾」スタートです。
（白井）「東北発☆」。
（一同）「未来塾」！子どもだけでなく塾生にも成長してほしいと講師の白井智子さんはこんな問いかけをします。
明日に向けて一人一人が何の壁を打ち破るか…佐久間良輔さん。
イベントリーダーに立候補しました。
…ができたらいいなって。
だからどんどん積極的に子どもたちとも関わっていきたいし絵を描くっていうところとかも自分が楽しんでいる姿を見せられたらいいなと思います。
子どもたちと関わっててももしちょっと「あ危ないな」とか「これダメだよな」って思ってても…福島県双葉高校の生徒に学習支援を行っている田母神綾さん。
子どもたちの言動に問題があっても「ダメ」と言えない自分にふがいなさを感じています。
明日は悪い事だったり何か指摘しなければならないような事があった時に…相手に対して傷つけるんじゃなくてちゃんと伝わるようにどうやって伝えていくか。
やってみて下さい。
はい。
明日は頑張るぞ〜！
（一同）お〜！
（笑い声と拍手）ときの声を上げたところで当日のスケジュール表を大きな文字で作ります。
予定時間を時計の絵で表現し分かりやすくしました。
ぎりぎりまで話し合ったのは子どもたちがけんかをしたりやる気をなくしたり困った状況に陥った時の対処のしかたです。
塾生だけで対応するのか白井さんたちスタッフに助けを求めるのか。
否定するつもりはないんだけど…だけど白井さんが言ってる…それだったら…あ〜。
議論は深夜１時半まで続きました。
たとえ睡眠不足でも時間は待ってくれません。
イベントの会場は福島県南相馬市にある発達障害の子どもたちが通う学童保育の施設。
白井さんが３年半前寄付を集めてつくりました。
イベント開始の２時間前塾生たちは準備を始めました。
気合い十分です！リーダー質問。
はい。
なるべく…ハハハハハ…！午前９時イベントが始まります。
この施設に登録している３０人のうち７人の子どもが参加してくれました。
（佐久間）おはようございます。
（一同）おはようございま〜す。
今日は…何を描くかっていうと…まず絵の具ちぎり絵色ペンの３チームに分かれて小さい花火を描きます。
最後に全員で真ん中に大きい花火を描き絵を完成させる予定です。
じゃあそれぞれの場所に移動してみて下さ〜い。
塾生たち好きな方法を選ばせる事で絵が苦手な子にも抵抗なく参加してもらおうと考えたんです。
こちら…最初は普通に描いていましたが…。
（ペンを振る音）塾生がうまくリードする事で子どもたちは自由に絵を描く楽しさをつかめそうです。
絵の具チームでも女の子２人がノリノリで描いています。
（子ども）見てほら…こちら…色紙を切って貼ります。
これなら描くのが苦手な子も楽しめます。
チームごとの進み具合にばらつきが出てきました。
順調に進む色ペンチームと絵の具チーム。
一方ちぎり絵チームは花火になぜかユニークな顔があったりして時間がかかっています。
なるほどなるほど。
そうだね。
はい。
いいと思います。
と言いつつリーダーの佐久間さんこの事態に気が付いていませんでした。
な〜んて言っているうちに順調だったはずの絵の具チームに問題発生。
１人の女の子が他の子の色の塗り方を気に入らないようです。
何色？これ。
塾生の２人この事態に何もできません！「できるだけ自分たちで解決する」って白井さんに言ってたのに…。
ううん。
自分の絵を上塗りされてしまった女の子は泣きだし描く事をやめてしまいました。
自由にさせるのも大切ですが他の人の気持ちを考える事も教えなくてはいけません。
私たちもこれを見てて…そうなんですね。
本当そうですね。
うん。
アハハハ…。
「これはまずい」と気付いた塾生の…絵を上塗りされてしまった女の子をフォローします。
「空いているスペースでもう一度描こう」と誘いました。
イベント開始から３０分またまた問題発生。
集中力が途切れた子どもたち花火というテーマからどんどん離れていきます。
そうだ！じゃあ…絵の具チームなぜか絵ではなく文字を書き始めました。
発想を広げるのもいい事ですが全体としてテーマに沿った絵を仕上げる事で子どもたちに達成感を覚えさせるのが重要です。
フフフフフ…。
佐久間君佐久間君。
佐久間君佐久間君。
ちょっと…。
はい。
多少の不手際はありましたが予定した時間どおり各グループ小さい花火の絵を完成させました。
続いて全員で大きな花火を描きます。
お〜！登場したのは縦２．７メートル横４．８メートルの巨大な黒い紙。
塾生同士の連携が足りないと感じたリーダーの佐久間さん。
伝言リレーをします。
そうだね。
あなるほど。
オッケー。
全員はだしになったのは黒い紙を汚さないためではありません。
うはっ！わ〜！すげ〜！その逆で手足に絵の具を塗って花火を描くんです。
汚れを気にせずどんどんペタペタしていくのがポイント。
せ〜の！体全体を使って描く事でここまで少し遠慮していた子も乗ってきました。
お〜！抹茶色。
じゃあそろそろ終わりにするから今手に塗ってるので最後にしよう。
（佐久間）手を洗いに行きましょう。
他の子が手足を洗う中１人の女の子が戻ってきました。
どうやらもっとやりたそうな様子…。
気持ちの切り替え方を学ぶのは発達障害の子どもには大切な事。
「ダメなものはダメ」。
覚悟をもって言おうと心に決めていた田母神綾さんが動きます。
最後１発やって。
ナイスタイミングの声かけです！こうした事の積み重ねが子どもを成長させます。
開始から２時間。
子どもたちが誰一人欠ける事なく集中力をもってきれいな花火を南相馬に咲かせる事ができました。
みんなどうだった？やってみて。
どうだった？おもしろかった。
おもしろかった。
おもしろかった。
不安な事あった？ない。
ない。
お兄さんお姉さんたちちゃんと助けてくれた？そっか。
「ありがとう」言いましょうか。
「ありがとう」って。
（笑い声）はい撮りま〜す。
あいいね〜。
（シャッター音）正直言って白井さん塾生がここまで頑張るとは思っていませんでした。
お疲れさまでした。
（塾生たち）お疲れさまでした。
…のはどうしてかっていうとみんな一人一人が本当に子どもたちの事を自分なりに一生懸命考えてそれこそ田母神さんがしっかり言ってるのを見てすごく私はうれしかったしあれはちゃんと「ダメ」って言ってあげないと止まらない子だからそうしないとやっぱり結局彼女が困る事になるからね。
どうしたらいいかっていう事を本当に追求してくれてるなっていうのは伝わってきたから。
「自分の作品を壊された」っていう悲しい思いにつながる。
それはすごく傷つく事なんだよね。
難しいんだけどねだけど多分やっぱりたくさんのいろんな特性をもったいろんな年齢の子たちと何かを作っていくっていう事になるとそれが必ず意識しなきゃいけない点になってくる。
はいはいはいはい。
うん。
うんうん。
…のかなっていうのをすごく今回実感できました。
だからちょっと…最後にサプライズで感謝の色紙を渡します。
内容は秘密です。
あ〜ダメだ。
あとでゆっくり読ませて頂く。
アハハ！
（笑い声）ありがとう。
ありがとう。
ありがとうありがとう本当に。
（拍手）う〜ん。
すばらしい。
塾生たち頑張りましたね。
ねえ。
被災地で発達障害を抱えるデリケートな子どもたちによく寄り添ってくれました。
偉い！苦しんでいる子どもを１人でも減らしたいという白井さんの思いが通じたんだね。
そうですね。
さて次回の「未来塾」は特別編です。
講師と塾生が１対１で向き合います。
いつもは１人の講師に５〜６人の塾生だから特別だね。
更に実はこの２人初対面じゃないんですね。
あ〜元彼とかそういう。
元彼じゃないです。
違うの？違います。
２年前に放送した「東北発☆未来塾」で講師と塾生として出会ってるんです。
塾生の畠山さんは講師の乙武さんの影響もあって幼稚園の先生の道に進んだんですが悩みがあってもう一度会いに来たんですね。
あ〜あ！泣かせちゃった！これは愛ある指導ですよ。
社会に壁にぶつかっている塾生に講師がズバッとアドバイスします。
次回も楽しみ！はい。
「東北発☆」。
（２人）「未来塾」！2015/08/26(水) 11:05〜11:25
ＮＨＫ総合１・神戸
東北発☆未来塾 しらい校長のスマイル授業▽苦しむ子どもに寄り添う 一歩前へ[解][字][再]
フリースクール校長・白井智子さんからの課題で、塾生たちは「発達障害の子を楽しませ成長させるイベント」を開催する。全員で大きな絵を描くが、想定外のことが起きる！？
詳細情報
番組内容
講師・白井智子さんが福島県南相馬に作った発達障害を抱える子のための学童保育の施設で、未来塾・塾生たちはイベントを開催する。集団行動が苦手な発達障害の子が、集中力を保ち、力を合わせて大きな絵を描き上げれば、成長につながると考えた。しかし、イベント当日、子どもたちは数々の想定外のハプニングを起こす。果たして塾生たちは自分たちだけで対応できるのか？ＭＣのサンドウィッチマン画伯の絵画も登場！語り：吉本実憂
出演者
【出演】ＮＰＯ法人トイボックス代表…白井智子，【キャスター】サンドウィッチマン，【語り】吉本実憂
ジャンル :
趣味／教育 – 教育問題
ドキュメンタリー／教養 – 社会・時事
情報／ワイドショー – 健康・医療
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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