GTO #11【鬼塚の伝説はここから始まった!反町隆史 松嶋菜々子】 2015.08.26


ということも考えられますね。
≫もう1つ、考え得るのは・「POISON」
(鬼塚英吉)姫おけがはございませんか?
(冬月あずさ)全部で400点超えてる。
おれの生徒に手出すやつはな誰だろうと許さねぇんだよ!おら!うわ!
(みやび)今日テストなんじゃないの?私のせいでクビになっちゃうよ。
テストなんかよりなこっちのほうが大事なんだよ。
おれはお前の担任だからよ。
ありがとう先生。
ちょっと鬼塚先生。
きゃ〜〜!!
(ケンジ)先生!鬼塚先生!鬼塚先生〜!嫌〜〜!ピッピッピッ…
(心電計の音)うっ…。
理事長…。
私が悪いんです。
村井君から電話掛かってきたときに鬼塚先生にちゃんと話してれば…。
(あきら)大丈夫よ。
彼はこんなことで簡単に死ぬような男じゃないの。
何ていったって彼はグレートティーチャー鬼塚よ。
そんな泣いてる場合じゃないの。
これからが正念場よ。
鬼塚君にとっても私たちにとっても。
でも…でも私どうしたらいいのか…。
じゃああなたもGTFになれば?グレートティーチャー冬月に。
ん?
(中丸)1問も解いてませんよ。
ははははっ!これで鬼塚のクビは決定的ですね。
(袴田)やりましたね勅使川原先生。
(宏子)大成功じゃないですか。
(中丸)私もうれしいですよ。
(勅使川原)あぁ!藤堂さんどうもごぶさたしております。
(藤堂)勅使川原君ここだったのか君が勤めてたのは。
(勅使川原)はい。
あの今日はまたどうして?
(藤堂)まあちょっと大事な話があってね。
あっ…。
ちょっとあの藤堂さんです。
父の上司の。
(内山田)ということは文部省の?
(勅使川原)次期事務次官候補。
えっあぁ…。
教頭の内山田でございます。
(藤堂)校長はいらっしゃいますか?
(内山田)それがやんごとなき事情がございまして我が学苑は理事長が校長を兼任しておりまして。
(藤堂)なるほど。
そういう学校だからいろいろ問題が起きるわけだ。
…と申しますと?私の命よりも大事な息子がおたくの暴力教師によってひん死の重傷を負いました。
えぇ!?
(藤堂)そればかりじゃない。
おたくのあの鬼塚という男は息子の友人10人を見るも無残な目に遭わせたんですよ。
そ…そんなぁ。
(藤堂)これは体罰という次元を超えた殺人未遂に当たる大事件ですね。
この聖林学苑はどう責任を取るおつもりですか?あの…早急に調査いたします。
(藤堂)言っておきますがおたくの対応次第ではこの学苑が教育の場としてふさわしいかどうか文部省としても改めて審査せざるをえなくなりますよ。
ピッピッピッ…大丈夫ですか?鬼塚先生。
テスト…。
えっ?もう一度受けさせてくれって内山田に…。
だめですよ。
絶対安静なんですから。
大丈夫ですよこのぐらい。
いいかげん私を信用してください。
前にも言ったでしょ。
あなたをクビにはさせないって。
女に二言はありません。
学校のほうは私に任せてあなたはむちゃをしないで体を治すことだけを考えてください。
いいですね?わかりましたね?はい。
お水飲みますか?はい。
何か思い出した。
何をですか?いやほら小学校のとき…あっ痛…。
担任にほらすっげぇ怒られたこと。
はっ…。
・コンコン!
(ノックの音)村井大丈夫だったか?
(国雄)もう退院していいって。
何だよお前たちすっかりラブラブか。
だめですって寝てなきゃ。
(国雄)先生藤堂のおやじが学校に乗り込んできて大騒ぎになってんだよ。
でも悪いのは向こうなんでしょ?そんなこといったって信用してくれるかどうか。
(みやび)大丈夫だよ。
私がママに頼めば何とかなるから。
(みやび)私が先生守るからね。
だって私の担任は先生しかいないもん。
ザーザー…
(善人)ゲ〜ット。
(宏子)鬼塚を一刻も早くクビにするしかありませんよテストも零点だったんだし。
(勅使川原)それだけじゃ藤堂さん納得しないと思いますよ。
(袴田)どういうことですか?
(勅使川原)いやそんな暴力教師を教壇に立たせていたっていう学校側の責任も追及されるってことですよ。
わずか2ヶ月ですけど鬼塚がうちにいたってことは事実ですから。
(中丸)じゃあこうすればいいじゃないですかあの男がこの学苑にいたっていう証拠を全部隠滅するんです。
(袴田)無理ですよ。
生徒や親を全員口止めするわけにはいかないでしょう。
じゃあ鬼塚は実は二重人格で暴力を振るったときのことなんか全然覚えてないって…。
あぁ〜中丸先生。
ちょっと黙っててくださいよ。
じゃあどうすりゃいいんですか。
(勅使川原)じゃああのこういうのはどうでしょうか。
鬼塚はもともと臨時教員であり今度の模試で400点以上取らなければクビになる約束だった。
ところがテストの結果は零点。
故に彼はテストがあった日からもう当学苑の教師ではないと。
もううちの教師でない男のことに関して当学苑の責任は一切ないと。
いいですねそれでいきましょう。
さすが勅使川原先生だ。
私もねそれしかないとずっと思ってたんですよ。
(藤富)あ…あの〜。
(内山田)何ですか?かなり無理なこじつけだと思うんですけど。
江川のドラフトの空白の1日みたいに。
そんなこと言ってる場合じゃないでしょう。
これは学苑始まって以来の危機なんですよ。
大事なことはですね学苑の名誉を守ることなんです。
(中丸)そうですよ何考えてんですか。
すいません。
(善人)何言ってんだよてめぇの立場守りたいだけのくせに。
(ナナコ)内山田のやつ校長になりたいもんだから必死になっちゃってさ。
(内山田)まあもとはといえばすべて理事長の責任なんですよ。
独断で鬼塚を採用したのがそもそも間違いで。
まあとにかく学苑としましてはですね藤堂さんはじめけがをした神南学園の生徒のご家族にきちんと見舞金を払うことで誠意を見せ事態の鎮静化を待つのがまあ一番でしょう。
皆さんもマスコミ等に知られないようにくれぐれも注意してください。
(職員たち)はい。
間違ってると思いますそういうやり方は。
冬月先生またあなたですか。
もともと悪いのは向こうなんですよ。
藤堂さんの息子さんが相沢みやびを傷つけるようなことしなければ。
いやだからって仕返しに高校生を半殺しにするようなことないじゃありませんか。
でも鬼塚先生が助けなければ相沢みやびはもっとひどい目に遭ってたかもしれないんですよ。
鬼塚先生はただ自分の教え子を守ろうとしただけなんです。
もちろん向こうの生徒にけがをさせてしまったことについては謝罪するべきだと思いますけど。
でもそれ以外はこれっぽっちもやましいことをしてないんですから正々堂々と戦うべきです。
・パチパチ…!
(内山田)あなたは責任のない気楽な立場だからそんな理想論が言えるんですよ。
でもこれじゃとかげのしっぽ切りじゃないですか。
(袴田)ちょっと言い過ぎなんじゃないですか冬月先生。
(藤富)私は…。
(宏子)あなたは黙ってなさい。
(中丸)一体どうすりゃいいんですか〜。
私は何があっても戦います。
(のぼる)大丈夫かなあんなあからさまに内山田に反抗して。
(えりか)味方も藤富だけだし。
(知佳子)頼りになんないもんねあのおやじ。
大丈夫だよ。
どういうこと?
(国雄)みやびが今おふくろさんに頼んでっから。
鬼塚をクビにしないように学校に圧力掛けてくれるって。
(マサル)なら安心だよ。
何てったってPTA会長には弱ぇもんな内山田たち。
そんな簡単にいくかな。

(麗子)はい相沢ですが。

(藤堂)ごぶさたしております相沢先生。
あら藤堂さん。
一体どうなすったんですか?いや〜実は折り入って先生にお願いがありまして。
はいええええ。
はっ?
(ナナコ)あぁ〜面会謝絶だ。
(ケンジ)どうすんだよ?
(マサル)入っちゃお入っちゃお。
(ナナコ)入っちゃう?・あぁ〜やられた!ストレート!はぁ〜ちきしょうまたかよ。
ほんと先公かよあんた。
いかさまでもやってんじゃないの?はいはい…毎度毎度〜。
おぉ〜!びっくりした。
何だお前たちかよ。
(ナナコ)鬼ッチ大丈夫なの?絶対安静なんでしょう。
ば〜か大丈夫に決まってんだろ。
でもろっ骨とか半端じゃない数折れてんじゃないの。
刺された傷だってちょっとでもずれてたら致命傷だって。
教え子残して死ぬわけにはいかないでしょう一教師として。
(ナナコ)鬼ッチお土産。
おぉ悪ぃな。
(マサル)はいおれからもエッチな…。
おぉ〜悪ぃ悪ぃ。
(知佳子)は〜い先生。
(えりか)はい先生。
あれ?おれこんなに人気あったっけな?
(患者)おれたちのころはこんなやつ絶対教師になれなかったよな〜。
(患者)おたくの学校こんなのばかりなの?
(マサル)まさかこの人だけです。
痛い!はははっ。
(患者)こないだなんかさ夜中にくだらない話してよ。
(患者)あぁ〜そうそう恐怖のシウマイだっけ。
ふたの裏にくっついてたってやつよ。
(ケンジ)すごいくだらなかったでしょ。
(患者)そうなんだよ。
でもコインロッカーの捨て子の話は怖かったよな。
お前だ〜!ってやつ。
あれおれ…ほらおれのオリジナル。
それ僕が教えたんですよ。
(患者)何だそうなの?なあほかに何かないの?教えてよ。
(のぼる)じゃあ一度入院したら二度と出られない病院の話。
(患者)おぉ面白そうじゃないか!・
(看護師)何をやってんですか!あんたたち。
病院は遊び場じゃないって何べん言ったらわかるんですか!
(患者たち)はいはい。
全くもう〜。
あんたたちも面会謝絶って見えなかったの?
(知佳子)すいません。
(看護師)よろしく。
英吉。
はい。
今度お尻触ったらめちゃめちゃ痛い注射打ちますからね。
はい。
あなたのクラスの生徒さん?ええ。
(看護師)ふ〜ん。
あんたたちも大変ねこんなのが担任じゃ。
(ナナコ)そうなんですよ苦労絶えなくて。
何だよお前その言い方!やるかお前…。
おうみやび。
(みやび)先生これ。
あっサンキュ。
ごめんね。

(男子生徒)おぉ〜!・パチパチパチ…!着替え持ってきました。
すいません。
いつもお世話になってます。
はいとってもお世話してますよ。
はいこれTシャツ。
はい。
あっ!彼女?そうですよ。
いや違いますよ。
あの…。
そうですよ。
いや違うでしょ。
同じ学校で教えてる冬月と申します。
あっ看護師です。
(ケンジ)ほんとにそれだけ?違うわよ。
(マサル)さっき浮気したじゃない。
浮気した浮気した。
痛っ。
お尻触って…。
余り無理しないでくださいね。
(真一)はい。
自分の置かれた立場をわかってもらいますよ鬼塚先生。
こうなったら社会的制裁を受けてもらいますよ。

(中丸)おはよう。
はははっ。
日曜日どうでしたか?負けました。
3−0。
何やってんだよほんとに…。
あっ!ママ…。
(袴田)どうしたんですか?教頭!マママ…。
何やってんですかあなたたちは。
(2人)ママ…マスコミだ!えっ?
(中丸)どうするんですか?
(内山田)とにかく早くあいつらを追い出すんですよ!
(袴田)はい。
(記者)待ってください!
(記者)問題の人はどういう教師なんですか?
(記者)この事件について学校側の対応は?生徒に動揺はないんですか?
(記者)答えなさいよ教頭!あんた現場の最高責任者でしょ!
(内山田)ですから今のところはノーコメントです。
(記者)どういうことですか!
(記者)学校側に問題が…。
(内山田)いやそれは…。
(中丸)かなり大事になってしまいましたよ教頭。
まだ信じられません罪もない子供をあんな目に遭わせるなんて。
しかも相手は高校の教師だっていうじゃないですか。
いやほんとに恐ろしい世の中ですよね。
理事長。
早く鬼塚は我が学苑と一切関係ないという声明を出しましょうよ。
これは学苑始まって以来の危機なんですよこれは。
(あきら)ねえピンチの後にチャンスありっていいますけどね。
(内山田)あのですねこのままだったら我が学苑のイメージはがた落ち。
来年度の新入生の数も激減下手すれば倒産もんなんですよ。
あっそうだ。
野球はツーアウトから。
(内山田)鬼塚が神南学園の生徒を半殺しにしたことは紛れもない事実なんですよ!まあとにかく退院するまで信じて待ってあげましょうよ。
それが教育者としての姿勢ですよ。
理事長!はぁ〜!
(司会者)この事件に関して教育評論家の相沢先生に伺います。
(司会者)先生聞いたところによると娘さんが通ってらっしゃるんですって?この問題になってる高校に。
(麗子)ええこの際はっきり申し上げますが私は問題の教師に罪はないと思うんです。
頑張ってママ。
頼むわよ。
(麗子)むしろ罪が重いのはあんな危険な教師を雇った学校側なんです。
私は前からさんざん警告してきました。
あんな暴力教師は一刻も早く学校から追放すべきだと。
何言ってんの…。
(麗子)この件について今後徹底的に追及していきます。
(司会者)はい。
この事件に関して学校側からはまだ正式な発表は出ておりません。
また…。
(4人)・ハイホーハイホー…
(宏子)ご安心ください。
もうすぐあの人はいなくなって元の学苑に戻りますので。
(袴田)べつに我々がおたくのお子さんに体罰を与えたわけじゃなくて。
あれはあくまでも鬼塚先生個人の問題です。
(藤富)すいません。
ですからあの…あっすいません。
よく聞いてください。
鬼塚先生は自分のクラスの相沢みやびという生徒を助け…。
(内山田)冬月先生余計なことは一切言わないようにとお願いしたはずですよ。
でも保護者には真実を説明したほうが。
(中丸)どうすんですか?教頭。
いつまでたっても保護者からの問い合わせの電話は止まりませんよ。
(内山田)全く理事長ははっきりせんし…。
(中丸)マスコミもいつまでたっても帰らないし。
私なんかさっきマイク向けられて犯人扱いでしたよ。
わかりました。
私が会見します。
だ…大丈夫ですか?
(内山田)こうなったらびしっと言ってあいつら黙らせてやりますよ!とうとう会見するらしいぜ内山田。
(マサル)数増えてねぇか。
(ケンジ)おれさっきさインタビューされちゃって。
(マサル)おれもおれも。
決めときゃ良かったよ〜!
(のぼる)無駄なことはしないほうがいいと思う。
(マサル)うるっせぇ〜。

(戸の開閉音)
(中丸)とりあえずお前ら自習してろ。
それから言っとくけどな教室から一歩も外に出るんじゃないぞ!それからマスコミに何聞かれても余計なことは一切しゃべらないように。
いいかわかったな。
お待たせいたしました。
今回の問題に関する会見を始めたいと…。
(記者)何で今まで会見をしなかったんですか!
(記者のやじ)いやいや…。
あのですねただ今事件を徹底的に調査中でして…。
それじゃ答えになってないですよ!対応遅いんじゃないんですか!ちょっと。
(内山田)いやですから問題の教師がですねまだ入院中なのでその実態がつかめない…。
(記者)教頭としてどう責任を取るつもりですか?
(記者)あなたの部下だったわけでしょう!問題の教師は。
(内山田)ですから彼は全くその…臨時でございましてね。
教壇に立ったのも2〜3回とかいう話で。
・ねえ聖林にたくさんマスコミ来てるらしいよ。
何か暴力教師が問題起こしたんだって。
マジ?何で?何か用ですか?君だろ?マスコミに怪文書を送ったの。
何のこと?とぼけんなよ!
(善人)いいよ。
やめとけ。
君が鬼塚刺したんだろ?これ以上騒ぎが大きくなるとそっちもまずくなると思うけど。
証拠があるのかな?何言ってんだよ。
みやびだって見てたんだよ。
君たちの言うことなんか誰が信じるんだよ。
それにうちのおやじに頼めばそんなのもみ消すの簡単だし。
(国雄)ふざけんじゃねぇよ!この野郎!
(善人)村井!はぁ〜。
(真一)君なら頭いいからわかるだろ。
世の中力を持ってるやつが勝ちなんだよ。
あっでも君うちの学校落ちたんだっけ。
(国雄)藤堂。
(国雄)1つだけ言っとくよ。
何?
(国雄)鬼塚守るためならおれは何でもやるからよ。
(善人)君なら頭いいからわかるだろ。
何でもやるって意味。

(神村)藤堂君。
どうだ?体のほうは。
(真一)ありがとうございます理事長。
もうほとんど。
(神村)そうかそりゃ良かった。
お父さんも心配されてたよ。
全く災難でしたね今回は。
ええ。
(神村)どうかしたか?
(真一)あっいやべつに。
・何度も申し上げてますでしょう。
いいかげんにしてくださいよもう!ちょっとだけでいいんです。
藤堂さんに会わせてください。
(秘書)だから先生は今手が放せないんですよ。
だったらあの何時間でも待ちますから。

(ドアの開閉音)一体何の騒ぎですか?
(秘書)すいませんこの人がいきなりやって来て今お引き取り願い…。
お願いです。
話を聞いてください。
(秘書)あなたしつこいですよ!
(藤堂)まあいいでしょう。
さあどうぞお掛けになって。
安藤下がりなさい。
(秘書)んんっ。
(藤堂)聖林学苑の先生なんですって?はい冬月と申します。
私は今回の件はすべて息子さんに責任があると思ってます。
なるほどそれで?鬼塚先生が暴力を振るったことは謝ります。
でもそれはおたくの息子さんがゲームと称してうちの生徒を傷つけたからで…。
あぁちょっと待ってください。
うちの真一がそんなことするわけがないでしょう。
どうしてですか?失礼だがおたくよりはずっとレベルの高い神南学園で息子は1年のときからず〜っとトップを取ってきた。
成績が良ければそれでいいんですか。
それじゃうちの学校の保護者と一緒じゃないですか。
成績以外お子さんのことはどうでもいいなんて。
今回のことだってちゃんとお子さんとお話しになりましたか?子供は親の言うことは聞かないけど親のやることはまねするんです。
ですから…。
あぁまあ全く言うとおりだ。
はははっ。
じゃあ私のしつけが悪い。
なるほど。
ご忠告ありがとう。
しかしこれからはご自分の立場を考えて行動なすったらどうですか。
冬月先生ご自分の立場をね。
あれほど余計なことするなとくぎを刺しておいたでしょ!よりによって藤堂さんのうちまで行って…。
あなたね事態をややこしくさしてそんなに面白いんですか!えぇ?私はべつにそんなつもりは…。
(内山田)マスコミはしつこいし保護者はうるさいしそれと理事長ははっきりせんし…もうへとへとなんですよ私たちは。
それを…こっちの身にもなってくださいよ少しは。
私はこのまま鬼塚先生がクビになるのは納得できなくて。
一体何なんですかあなたも理事長も。
どうしてそんなに鬼塚をかばうんですか?それとも鬼塚と…恋愛関係にあるのかなあなた。
そんなことありません!
(内山田)とにかくねこれ以上余計なことしたらあなたの処分も考えざるをえなくなりますな。
クビってことですか。
学苑の方針に従うことできなかったらしかたないでしょ。
えぇ?おや…何ですかその顔は。
いいんですよ。
今ここで辞表を出していただいても。
私は…私は間違ったことはしてません!
(宏子)全く迷惑なのよ。
私たちにまでとばっちりが来るんだから。
まったく。
(袴田)1人で何かできる気になってんですよ。
(中丸)人は1人では生きていけないのにね。
はぁ〜困ったな。

(冴島)じゃあな。
先生。
こんにちは。
学校のほう大変なんですって?ええ。
たくさんマスコミが押しかけちゃって。
あいつらめちゃくちゃ書きますからね。
おれなんか偽警官の友達っすよ。
もしかして警察も?もうすぐ事情聴取があるみたいで。
ほら今まで面会謝絶でできなかったから。
どうなるんですか?そうなったら。
まあ最悪の場合傷害罪で逮捕されるかも。
そんな…。
大丈夫ですよ。
おれが何とかしますって。
…つってもなおれみたいなぺーぺーじゃ何ができるかわかんないけど。
でもダチは絶対守ります。
それじゃ。
はぁ〜。
どうですか?鬼塚先生。
いやもう全然OKですよ。
医者に驚異の回復力とか言われたし。
でも無理しちゃだめですよ。
ん〜でもほら退屈で早く学校行きたくてさ。
何読んでんですか?えっ?いやいやいやほらおれももうちょっと教養つけたほうがいいかなぁ〜とか思って何だかんだ…。
ガチャガチャ…!あっいや…いやこれ違います!あのほら…。
冴島が持ってけ持ってけってうるさくてどうしても…。
あっ怒らないんですか?私はだめ。
えっ?あなたが退院するまで何とか頑張ろうと思ったんだけど何にもできない…。
もうどうしていいのか全然わからない。
はっ…ううっ…。
私はしょせんGTFになんかなれやしないんです。
ううっうっ…。

(好子)あぁ〜あこんな汗かいちゃってみっともな〜い。
(良子)そうよね。
これじゃあさ何か悪いこと隠してるみたいじゃない?パパ。
(好子)ほんとよ〜。
私明日から恥ずかしくて大学行けない!
(良子)パパあのさテレビって太って見えるのねぇ〜。
あのね勝手なこと言ってるけどねパパも大変だったんだよ。
ねえねえそれで英吉はどうなんの?えっ?そんなもんクビに決まってんだろ。
あらな〜んで?いい人じゃないねぇ〜。
(内山田)お前らね何もわかってないんだ鬼塚のこと。
わかってないのはパパのほうなんじゃないの。
何?もしほんとに英吉のことクビにしたら私一生パパと口利かないからね。
好子…。
私も英吉さんの味方です。
ちょ…お前までちょっと待ちなさいよ!おい2人共…。
・・はい内山田ですが。
・あぁ〜藤堂です。
藤堂さん…どうなさったんですか?いつまでたってもはっきりしたご返事が頂けないのでどうなったかと思いまして。
申し訳ございません。
あの…明日にでもご連絡を差し上げようと思ってましたがあの〜理事長がね優柔不断でして私も困ってるんですよね。
・実は事態を収拾させる方法が1つだけあるんです。
えっ…何ですか?それは。
聞いていただければあなたはすぐにでも校長ですよ。
内山田先生。
あっ…私にできることでしたら。

(リポーター)えぇ〜ここは他校の生徒数名に暴力を振るい重傷を負わせた教師が勤めています武蔵野聖林学苑です。
今日は緊急の全校集会が開かれ問題の教師の処分が決定されようとしています。
(内山田)もうごまかしが利きませんよ理事長。
今日という今日は生徒と保護者の前に出てきちんと説明していただきます。
はぁ〜わかりました。

(内山田)ここ数日マスコミ等が押しかけ保護者の各位にはたいへんなご心配をお掛けいたしました。
まず教頭として深くおわびいたします。
それもこれも鬼塚という1人の男の非常識な行動が原因であることはここにお集まりの皆様なら十分ご承知だと思います。
そして彼は次から次へと問題を起こしました。
そしてとうとう今回の騒ぎです。
我々現場サイドとしては今まで理事長に鬼塚先生を即刻解雇するよう何度もお願いしましたが受け入れられませんでした。
しかし今度という今度は保護者の皆さんも全会一致で彼の解雇を申し入れています。
そうしないかぎり大事なご子息を安心して学校に通わすことはできないとおっしゃっています。
それに対し理事長はどうお答えになるか。
今日は納得のいく回答を頂きたいと思います。
現在あちらの体育館では重大な決定が下されようとしているもようです。
ただ当の暴力教師が一体どこにいるのか。
そしてこの状況をどう考えているのか是非聞いてみたい気がします。
(カメラマン)君やめてやめて。
おいちょっとやめてよ仕事中…。
何かあったんですか?
(リポーター)あんた鬼塚先生だよね?ねぇ!鬼塚先生だよね。
・教頭先生!その前に緊急提案がございます。
何でしょう。
(麗子)鬼塚先生を採用したのはすべて理事長の一存だと聞いております。
ということは理事長は今回の問題を引き起こした張本人でありその責任は重大です。
よって我々保護者一同は理事長の解任を要求します。
・異議なし!
(拍手)
(中丸)私たち教師一同もこの学苑を愛し名誉を守るため同じ思いです!
(拍手)
(拍手)ちょっと待ってください!私は反対です!わ…私も!・理事長解任!
(拍手)何よこれ。
(善人)クーデターだ。
クーデター?
(善人)みんなで仕組んで鬼塚と理事長辞めさす気だよ。
(マサル)内山田の野郎。
(内山田)えぇ〜それでは保護者および教師の総意として鬼塚先生の解雇そして理事長の解任を決定したいと思います。
なお新しい理事長につきましては我が学苑を愛する人物を文部省から推薦されておりますので近いうちに皆様にご紹介できるかと思います。
それでは本日の全校集会を終了いたします。
解散!
(内山田)理事長いろいろとお疲れさまでした。

(国雄)ちょっと待てよ!
(みやび)勝手に決めないでよ!話を聞いてください。
(藤富)ちょっと待ってください。
訳があるんです!戻ってください!本当は違うんです!お願いします!鬼塚先生。
大丈夫なんですか?大丈夫ですよ。
何やってんですか?実は…。
(騒ぎ声)
(騒ぎ声)・先生〜!
(生徒たち)先生!また暴力を振るう気かね。
教頭先生1つ質問あんですけど。
(内山田)何だね。
何で授業やってないんですか?
(内山田)えっ?いやほらさっき教室行ったら誰もいなくて。
何やってんですかこんな所でみんな。
ふっ。
貴様は自分の立場がまだよくわかっていないようだね。
えぇ?はははっ。
おれが興味あんのは生徒のことだけですから。
何だと?おいみんな聞いてくれよ。
朋子からよ手紙が来てよ。
あいつ今度テレビ出るらしいんだよ。
・きゃ〜!・やった〜!でドジったらどうしようとかびびってるから応援の手紙書くぞ。
・イェ〜イ!よ〜し授業始めるぞ〜。
・イェ〜イ!
(中丸)おい何やってんだ君は!いやほらそろそろ修学旅行の行き先とか文化祭で何やるか決めないと。
(内山田)貴様にはもうそんなことは関係ないんだよ。
おい知佳子えりか病院でよコンサートのチケット手に入ったんだよ。
(袴田)いいかげんにしろお前は!うるせぇどけ!ケンジマサルあのよ看護婦と今度合コンしよ合コン。
(袴田)いいかげんにしろお前は!うるせぇつってんだよ!のぼる〜!めちゃめちゃ怖い話仕入れたからよ。
おい菊池模試もっかい受けるから勉強教えろよ!鬼塚〜!ナナコ〜!ほらファッション関係コネ出来たからよ。
鬼ッチ!鬼ッチ〜!みやび村井〜!ディズニーランドのチケットかっぱらったから今度2人でデートしろ!鬼塚〜!先生〜!・鬼ッチ〜!・先生〜!おい!じゃあな!
(宏子)席に戻りなさい。
(中丸)戻れ。
(勅使川原)戻れお前たち。
(中丸)早くしろ!
(勅使川原)さっさとしろほら!はい戻る。
たらたらしない。
鬼塚先生は入院の間も生徒のことばっかり考えてきたんですよ。
自分のクビのことなんてこれっぽっちもこだわってなかったんですよ。
それなのにどうしてそんな先生を辞めさせるんですか!?そんなに学校の名誉が大事ですか?そんなに自分の立場守りたいですか?だったら…こっちから辞めてやるわよこんな学校!言っといてください。
今度こんなことしたら命の保証しないって。
すいません。
もっと自分の体のこと考えてほしいわよ。
生徒のことばっかり考えてないで。
でもさおたくの学校きっといい学校なんだろうね。
こんな先生がいるんだからさ。
・「POISON」
(中丸)あぁやっと平和が戻ってきましたね我が学苑も。
これもすべて教頭のお陰…いやごめんなさいもう校長でした。
(内山田)何言ってんですか気が早いね。
いや〜しかしほっとしましたよ。
これでやっと私の苦労も終わりますな。

(袴田)大変ですよ!大変なんです!
(内山田)何ですか騒々しい。
(中丸)もう鬼塚はいないんですよ。
(袴田)全校生徒が来てないんですよ!まだ最終回が残ってるわ。

(神村)たいへんお世話になりました。
(藤堂)しかし彼らも驚くでしょうな。
武蔵野聖林学苑がなくなり神南学園に吸収されると知ったら。
(神村)ははははっ。
はっははははっ。
2015/08/26(水) 14:55〜15:50
関西テレビ1
GTO #11[再][字]【鬼塚の伝説はここから始まった!反町隆史 松嶋菜々子】

「美人看護婦にしかられる暴力教師」

詳細情報
番組内容
 真一(原田篤)に刺されて入院した鬼塚(反町隆史)をあずさ(松嶋菜々子)はつきっきりで看護した。
 真一の父親で文部省の高級官僚でもある藤堂真人(篠井英介)が聖林学苑に乗り込んできた。藤堂は学校つぶしまでちらつかせて事件の責任を追及してきた。しかも真一が事件をマスコミにリークしたおかげで、取材陣が学校に殺到した。
番組内容2
 内山田教頭(中尾彬)はあくまでも鬼塚個人の問題として処理しようとするが、藤堂はそれでは納得しなかった。
出演者
反町隆史
 ○ 
松嶋菜々子
 ○ 
近藤芳正 
円城寺あや 
小林正寛 
井田州彦 
沼田爆
 ○ 
希良梨 
池内博之 
山崎裕太 
徳山秀典 
中村愛美 
窪塚洋介 
白川みなみ 
林知花 
黒田美樹 
小栗旬
 ○ 
篠井英介 
原田篤
 ○ 
田島令子
 ○ 
藤木直人 
立石凉子 
馬渕英里何
 ○ 
中尾彬
 ○ 
白川由美
原作・脚本
【原作】
『GTO』藤沢とおる

【脚本】
遊川和彦
監督・演出
【企画】
山崎一彦 
濱星彦

【プロデューサー】
安藤和久 
柴崎正

【演出】
中島悟
音楽
【主題歌】
『POISON〜言いたい事も言えないこんな世の中は〜』反町隆史

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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