株安の連鎖に歯止めはかかるのか。
昨日まで6営業日連続で続落した東京株式市場。
前日のニューヨーク市場も急落しただけに東京でも売り買いが交錯する神経質な展開で始まったが…午後には東京市場の平均株価は一転して終値で570円の値上がりに。
今年最大の上げ幅となった。
それでも昨日までの1週間で2800円以上も値下がりしただけに市場の不安感は根強いと言う。
さらに、背景には…初めての局面ともいえる中国発の世界株安の連鎖。
終わりは見えたのか。
その世界株安の震源地、中国の上海昨日、3000ポイントを割り込み今年の最安値をつけたが、今日も追加の金融緩和策にもかかわらず売りと買いが激しく交錯する不安定な値動きが続いた。
結局、終値は昨日に比べて1.27%安い2927ポイントとなった。
株価の下落は、中国の国内消費にも影響を与えつつあるよう。
こちらは上海市内の車の販売店が建ち並ぶエリアです。
ここ数カ月、新車の販売台数は落ち込んでいるということです。
新車販売台数世界1位の中国。
しかし7月の販売台数はおよそ150万台と去年7月に比べて7.1%のマイナスとなった。
前年割れは4カ月連続で、特に株価の下落が始まって以降車の買い控えが起きていると言う。
今後も株価の下落が続けば、実体経済に深刻な影響を及ぼすだけに中国政府は難しい対応を迫られている。
なぜ中国に、ここまで世界の市場が振り回されたのか。
様々な分野で世界最大の需要を持つ中国。
もはや、どの先進国にとっても影響は大きいと言う。
存在感を増した中国経済。
それだけに、市場の不安払拭には時間がかかりそう。
まずは今日の株価をめぐるニュースをお伝えしました。
次は大阪で中学生の男女2人の遺体が見つかった事件で、新たな事実です山田浩二容疑者が事件の2日前、都内で警察官の職務質問を受けていたことがわかりました。
そのときに山田容疑者が持っていたのが、こちら、注射器、手錠、そして高圧電流を流すスタンガンです。
しかし、警視庁は法令違反はないと判断して山田容疑者を帰していました。
寝屋川市の契約社員、山田浩二容疑者は今月13日に高槻市の駐車場に平田奈津美さんの遺体を遺棄した疑いが持たれている。
その後の調べで山田容疑者はその2日前の11日午前0時過ぎに東京・秋葉原で警察官に職務質問されていたことがわかった。
停車していた山田容疑者の車をパトカーが発見。
不審に思い、近づいたところ、山田容疑者が車を発進させたため、停車させ、職務質問をしていたことが警視庁などへの取材でわかりました。
山田容疑者の車は、不審な動きをしていて、警察官がカバンを調べたところスタンガンや手錠、注射器などが出てきたとのこと。
山田容疑者は、スタンガンは護身用に持っていると話していたとのことで都内の警察署で午前3時半頃まで事情を聞かれたが、逮捕などはされなかった。
また山田容疑者はその日のうちに大阪に帰省したと見られているが2日後の事件当日の早朝、寝屋川市駅近くの防犯カメラに不審なシルバーの車が映っていたことが新たにわかった。
平田さんと星野君の最後の姿が映っていた防犯カメラには山田容疑者のものと見られる車が商店街の入り口に停車する様子も映っていました。
防犯カメラがとらえたのは午前4時52分頃に商店街の入り口付近を走る不審な車。
平田さんと星野凌斗君が最後に確認されたのがすぐこの後の午前5時8分。
2人が車の方に近づくような映像の後午前5時11分にはシルバーの車が走り去る様子も映っていて、警察はこのときに2人が山田容疑者の車に乗せられた可能性があると見ている。
山田容疑者は、なぜスタンガンや手錠を持っていたのか。
警察は2人が連れ去られた詳しい経緯についても調べている。
しかし、事件2日前のことですからどうしても犯罪を防げたんではないかとついつい思ってしまうんですよね。
検挙はできなかったんですか?警察官はいろいろ試してはいるんですよね。
まず警官はこの注射器を発見しました。
それで覚せい剤を疑ったんですよね。
でも尿検査の結果はシロだったということなんです。
残るは問題になるのはスタンガンなんですよね。
スタンガンの所持が軽犯罪法に触れるかどうかなんですが、この法律は正当な理由なく命や体に危害を及ぼすようなものを隠して持ち歩いてはいけないという規定があるわけなんですよね。
でも警察官はこのスタンガンの中に電池が入ってなかった、しかも本人が護身用だと言っているので違反ではないと判断したようなんです。
この判断が正しかったかどうかという点が一番問題になってきますが…昨日、愛知県豊田市でゴミで埋め尽くされたゴミ屋敷と呼ばれる住宅から火が出て、2棟が全焼し、1棟が半焼しました市や地元住民がゴミを撤去してもすぐに元どおりになるという状況を繰り返したあげくの火災でした。
こう話すのはゴミ屋敷に住む男性。
周辺の住民が恐れていたことが起きた。
火災発生から1時間半以上が経過しましたが、現在もご覧のように煙が出続けていて消火活動が続いています。
昨日午後6時半過ぎ、豊田市保見ヶ丘の無職で76歳の男性の住宅から出火。
台風15号の強い風にあおられて燃え広がり、合わせて3棟が全半焼した。
ケガ人はいなかったが、火元の住宅は男性がゴミ収集場からゴミを集めるゴミ屋敷として知られていた。
このゴミ屋敷、過去にもボヤ騒ぎが相次いでいた。
豊田市は行政代執行も含め地元住民らと協力してゴミの撤去を続けてきたが、改善されるのは一時的。
先月の撤去以降も市は5回、本人に会って、火の取り扱いなどを指導したほか、来月には地域住民とゴミを片づける予定をしていた矢先の火災だった。
出火当時、1階で蚊とり線香をたいていたというゴミ屋敷の男性。
警察と消防はそれが室内のゴミに燃え移った可能性もあると見て、調べている。
生命保険大手の日本生命が三井生命を買収する方向で最終調整に入りました。
売上高に当たる保険料収入で長年首位だった日本生命は今年の決算で初めて第一生命に逆転されたんです。
何としても首位奪還したい日本生命は三井生命を買収してシェアを拡大し再び業界首位を狙っているんです。
9カ月前、日本生命ののろしは既に上がっていた。
長年、業界首位のポジションを堅持し、ガリバーとも称された日本生命。
ところが昨年度、売上高に当たる保険料収入で戦後初めて第一生命に逆転された。
日本生命にとって、まさに看過できない状況。
今回の買収がまとまれば首位奪還が確実となる。
関係者によると交渉は最終調整に入っていて買収額は3000〜4000億円規模になる見通し。
9月中の正式合意を目指しているが、実現すれば国内生保としては11年ぶりの大規模な業界再編に。
国内の生保業界では、少子高齢化を背景に明治安田生命が先月、およそ6200億円でアメリカの保険会社を買収すると発表するなど海外に成長を求める動きが続いている。
国内でもシェア拡大を目指し、今後さらに再編が進む可能性も出てきた。
未公開株をめぐる金銭トラブルが週刊誌で報じられ、自民党を離党した武藤貴也衆院議員が離党後初めて会見し、法的な問題はないと議員辞職する考えのないことを強調しました。
大勢の記者が詰めかけた国会内の会議室。
自民党を離党し、無所属となった武藤議員が初めて公の場に姿を現した。
武藤氏をめぐる未公開株騒動。
「週刊文春」によると、ソフトウェア会社の未公開株について武藤氏が去年、国会議員枠で買えると持ちかけ、知人らから4100万円あまりを集めたものの、出資金の返還をめぐりトラブルとなっているというものだった。
これについて武藤氏は1億円を事業資金として預けていた10年来の付き合いという友人A氏から返済がない状況だったため、別の知人からの値上がりしそうな株があるという話をA氏に伝え、購入を勧めたと説明。
問題の国会議員枠については…そして、議員辞職については…しかし…こちらはフランスに向かう高速鉄道の車内で撮られた映像。
男が縛られて倒れています。
ライフルなどで武装した、この男。
本人は強盗だと主張していたんですが、実はテロリストだったことがわかりました。
発砲する男を取り押さえたのが休暇中のアメリカ軍兵士たち。
各国の大統領も英雄だと称賛しているんです。
覆面をし、武装する警察官に連行されるのはフランスの高速鉄道内で無差別テロを計画していたモロッコ人のアイユーブ・ハッザーニ容疑者。
事件が起きたのは今月21日、オランダ・アムステルダムからフランス・パリへと向かう高速鉄道の車内だった。
ハッザーニ容疑者は自動小銃や刃物などで武装、ガソリンや爆発物も用意しており、発砲した銃弾で乗客1人が重傷を負った。
これは乗客らがハッザーニ容疑者を確保した瞬間の映像。
座席にはハッザーニ容疑者のものと見られる自動小銃が置かれている。
取り押さえたのは、偶然居合わせたアメリカ軍の軍人たちだった。
この勇気ある行動にフランス、オランド大統領はハッザーニ容疑者を取り押さえた米兵らを大統領府に招き、最高勲章を授与。
アメリカのオバマ大統領も勇敢な行動が悲劇を阻止したと直接、電話でたたえたと言う。
フランスの検察当局は、犯行前、ハッザーニ容疑者がイスラム過激派の指導者が武器をとり、預言者のために戦えと呼びかける動画を携帯電話で見ていたなどとして周到に計画されたテロだったと断定。
今後、資金提供など、協力者がいないか調べることにしている。
1600億円前後で最終調整が行われています。
2500億円を超える高額な建設費で計画が白紙となった新国立競技場の問題で政府は新たなスタジアムの総工費を1600億円前後で建設する方向で最終調整に入ったことがわかった。
政府関係者によるとスタジアムの総工費は1600億円前後だが、観客席に冷房設備を設置するかどうかや、IOCが求める3カ月の工期の短縮をめぐり最終調整が行われている。
政府は関係閣僚会議を開いて今月中に新整備計画を最終決定する方針。
被ばく70年を迎えた広島で国連軍縮会議が始まった。
会議には各国の政府高官や専門家らおよそ80人が参加。
初日は、核兵器のない世界の実現に向けてをテーマにパネルディスカッションが行われた。
会議はあさってまで行われ、夏休みも終わりが近づいてまいりましたが、皆さんは夜行列車での旅の経験はありますでしょうか。
その夜行列車を西武鉄道が今日、およそ50年ぶりに復活させました。
ブルートレインの引退が相次ぐ中での夜行列車の復活。
一体なぜなんでしょうか?午前0時過ぎの西武線・池袋駅。
家路を急ぐ人たちで込み合う駅のホームに「臨時」と書かれた列車が入ってきた。
この列車、西武鉄道がおよそ50年ぶりに復活させた夜行列車。
車内では生ビールが飲み放題。
池袋駅から埼玉県の西武秩父駅までおよそ2時間の列車の旅を楽しむ。
乗客たちが深夜に秩父を目指すワケは?秩父の三峯神社から明け方に見ることができる美しい雲海。
パワースポットとして人気のこの神社に日帰りで行けるのが夜行列車の旅の最大の売り。
そして、夜行列車が復活した背景には鉄道会社が抱える悩みがあった。
少子化と高齢化が進む中で西武鉄道では、通勤・通学のために定期券を購入する人たちが減少し売り上げにも影響している。
その落ち込みを補おうと西武鉄道は夜行列車を50年ぶりに復活させた。
深夜2時40分、夜行列車は静まり返った西武秩父駅へ到着した。
ここから、バスで雲海を見ることができる三峯神社へ向かう。
あいにくの雨の中、乗客たちは夜明けを待つが…残念ながら霧に阻まれ、今朝は雲海を見ることができなかった。
夜行列車の旅は鉄道会社にとって2015/08/26(水) 16:50〜17:15
MBS毎日放送
Nスタ ニューズアイ[字]
取材経験豊富な竹内明を中心に、佐古忠彦も新加入。TBSアナウンサー・加藤シルビアらがお届けする大型報道番組。ニュースを速く、深く伝えます。
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番組内容
きょうのニュースを速く深くわかりやすく。徹底取材したVTRに加え、今さら人に聞けないニュースのポイントもわかりやすく解説。政治・経済・事件はもちろん、身近なニュースや生活情報もお伝えします。「Nトク」では全国各地で起きているホットな出来事を徹底的に掘り下げます。
出演者
【Nスタ ニューズアイ】
竹内明(TBS報道局)
佐古忠彦(TBS報道局)
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