わあ〜おいしそう!あれ?もしかして夏休み明けで調子が出ない?そんな時はランチでパワーを充電!こんにちは中井貴一です。
こちら毎日手作り弁当を欠かさないという谷中成子さん。
でもお弁当にしてはちょっと量が多くないですか?一体何人家族って感じ!実はこんな投稿を頂いたんです。
は…8個!?それ大変だ!…と思いきや意外と余裕そう。
あらららら何かたくさん出てきましたよ。
そうお気付きですね。
最近ブームともいわれている…これがあれば弁当6個でも8個でも僅か30分で出来ちゃうんですって!だから週末の午後はいつもこんな感じ。
大体3日分のおかずがまかなえるように作りおき。
足りなくなったらそのつど追加が成子さんのスタイル。
こちらは夫の亨さん。
成子さんとは1年半前に職場結婚。
今は2人とも転職して別々の会社だそうですが週末の作りおきは仲よく一緒に。
あら厳しい!でもそもそも何で夫の会社の人の分まで弁当を作る事になっちゃったんですかね。
えっどうして成子さん?そう弁当作りを言いだしたのは成子さん!お弁当を撮影して写真共有サイトへ投稿するのが日課でしたが1つだと何だか写真がかわいくない…。
もっとたくさん並べたら絶対かわいいのにと思い立ち亨さんを通して会社の人にお弁当作らせてとお願いしたんです。
まあ確かにねいっぱい並んでる方がにぎやか。
ただ人に弁当を作るとなるとやっぱり反応が気になるようで…。
まあ社長とかだったら分かりますけどね。
とか言いながらこの日もおよそ3時間かけてご覧のとおり。
にんじんのバルサミコきんぴらにかぶのレモン漬け。
黄色ズッキーニのマリネにねぎと桜えびの切り干し大根。
亨さんのマッシュポテトはポテトサラダにもほかのおかずにも使い回せるようそのまま冷蔵庫へ。
全12品いや〜お見事です!という訳で朝の弁当作りはあっという間に完成。
でも成子さんには大切な仕事がもう一つ。
(シャッター音)そうそうそう…並び替えてね。
あっそっち行っちゃう?そっち?あっそういう感じ。
ああ…。
(シャッター音)撮るね!…にしても撮るね!じゃあこんな感じで。
たくさん撮りましたが今日の一枚はこの写真で決定。
彩りもきれいで何よりにぎやか!おかずギッシリでおいしそう!亨さんのマッシュポテトは缶詰のホタテとあえてイモ餅になりました。
さあ弁当を抱えて亨さん出勤です。
亨さんが働くのは携帯ゲームの制作をする会社。
実は秋葉原オフィスを任されている事業部長さんなんです。
事業部長会社に来て最初の仕事は弁当配り。
何時に出勤してもいい自由な職場ですがみんなに弁当を届けるため午後一には出社。
1食500円の材料費も部長自ら集金。
さあみんなでお昼!…かと思いきや出勤時間が自由ならランチタイムもバラバラ。
この日のトップバッターは朝10時には出勤していた岩井さん。
あれこのお弁当ごはんがない。
あれごはんは?岩井さん。
何でも健康診断で引っ掛かり成子さんに相談したところごはん抜きの特別仕様で作ってくれてるんですって。
以前の食生活は毎食ラーメンばかりだったとか。
そりゃあなっちゃうよねえ。
廣近さんも1人暮らし…。
そうですね。
幸せっていうか人のぬくもりが欲しかったって事ですか?岩井さん。
こちらも1人暮らしの廣近さん。
里芋とえびが苦手というこちら実は社長さん。
週に2回つくばにある本社からこのオフィスに来る時は社長も弁当仲間。
食事が不規則になりがちな仕事。
野菜もたっぷりでしかも好き嫌いにまで応えてくれて言う事ないじゃないですか亨さん!作りたい妻と食べたい仲間今日も2つの橋渡し。
でもよく考えたら愛妻弁当ですよねそれ。
愛妻弁当って配らないですよね普通。
会社で愛妻弁当を配る夫。
まあそれも新しい一つの愛の形なんですね!かわいい。
ごちそうさま!誰にでも昼は来る。
気持ちいいな〜!でかい!弁当箱の中に小さなドラマを探して東へ西へ。
やって来たのは静岡県の大井川鉄道。
年間を通してほぼ毎日SLを運行する日本で唯一の鉄道会社です。
南アルプスから流れる大井川に沿っておよそ40キロを走ります。
(汽笛)旅情を誘う汽笛の音いいですね!ほら皆さん楽しそう!イエ〜イ!でもSLを動かすのは楽じゃない。
運転席の隣ではひたすら石炭を!その量往復で1トン!?私を見てて下さい。
今回は大井川鉄道SL運行を支える皆さんのお弁当をのぞき見です!SLの始発駅新金谷。
これか大井川鉄道。
あっいい駅舎だねこれ。
何かいい顔してますね。
曲がった曲がった。
やって来たのはごく普通の電車。
実は大井川鉄道いわゆる観光路線ではなく沿線に暮らす人たちにとって生活の足でもあるんです。
この路線で一日1往復運行されているのが今回のお目当て蒸気機関車SLです。
初めまして阿部と申します。
よろしくお願いします。
迎えてくれたのはこの日運転士を担当する杵塚さん。
ふだんは電車の運転も行います。
もう目線でまっすぐ見てるような感じですか?そうですね。
あ〜なるほど。
ご覧のとおり。
だから前方確認は常に右側に座る運転助士と2人一組で。
昼の出発に間に合わせるため準備を始めるのは毎朝7時半。
運転助士を務める2人がまずは火をたきます。
こんな事やりたかないね。
そうですね。
あっなるほど。
運転台は狭くて台車が入らない。
だから50本近い薪を担いで何往復も…。
早くも汗だく。
更に7トンもの水をタンクに。
蒸気機関車はいわば巨大なヤカン。
中にたまった蒸気の力でピストンを押し車輪を動かします。
これだけの鉄の塊を火と水だけで動かす。
なるほど準備には時間がかかる訳です。
石炭を入れると釜の中はおよそ1,000度に!うわっすごい!蒸気圧の上がってきたところでちょっと早いですがお弁当の時間です。
皆さん出発前に食べておかないと…。
という事でSL運転士専用の休憩所へ。
男って感じですねこの部屋!むさ苦しいですね。
窓から準備中のSLを眺めながらのランチタイム。
運転士の杵塚さんは妻が出産したばかり。
だからここ数か月は母弁。
中でも大好物がこれ。
(阿部)へえ〜うまそう!パイナップルと煮込むと鶏肉が軟らか〜くなるんですって。
うまいですよ。
運転助士増田さんの愛妻弁当はガッツリお肉派。
中でも必ず入れてもらうのがこのケチャップウインナー。
そうだね。
・
(汽笛)ん?運転士さんたちも蒸気機関車もエネルギー満タン!この日のお客さんは東京や長野宮城からの団体客など270人。
乗降よし!
(笛の音と汽笛)11時52分。
今日も定刻どおり出発です!道中の楽しみは車窓だけではありません。
聞けば会社の売り上げの9割近くがこのSLによる観光業。
車内ではお客さんを盛り上げるさまざまなサービスが。
また乗りに来てほしい。
だから乗務員もこの笑顔!こちら車掌3年目の瀧知也さん。
車掌の大事な仕事の一つは定刻発車を守る事。
だから途中2か所ある停車駅で瀧さんとにかく走る。
すみません。
発車になりますので扉閉めさせて頂きます。
実は電車と違いSLが遅れを取り戻すのは一苦労。
スピードを上げるためにはいつも以上に石炭をくべなければならない。
だから運転席からはいつも鋭い視線。
(笛の音と汽笛)発車したら全ての車両のドアに鍵を掛けて回ります。
昭和初期に造られた客車。
もちろん全て手動。
瀧さん子どもの頃から夢はSL運転士一筋。
そのためには経験も資格も必要で入社から10年近くかかるそうです。
今の仕事はその第一歩。
そのころ運転席は気温60度。
まさに火の車。
だからほら分かります?ああやって風で涼みながらじゃないと続けられないんですって。
さあ終着駅はもうすぐ。
お疲れさまでした!
(汽笛)あ〜ここ…。
ここで食べてるんですか?そうで〜す!いいじゃないですか。
乗務員の皆さんは終着駅で客車貸し切りのランチタイム。
うわっすごい…。
豪華じゃないですか!そう?
(阿部)いやきれいな色で。
まず卵焼きからですか?カチューシャと色が合っていいじゃないですか!ほんじゃこれで「はい!」って。
対する車掌の瀧さんは駅の事務室で一人ランチ。
開けた瞬間この笑顔!鮭と枝豆が色鮮やかな彼女の手作り弁当。
大好物のシューマイは具だけではなく皮まで手作り。
でも一番の本命はこの卵焼きなんですって。
ハハハハハッ!はいはいたまたまたまたまですね。
今日出会ったのはこんなお弁当たち。
運転士も車掌も客車乗務員もみんなで支えるSL運行。
我々もよく撮影で使わせて頂いています。
大井川鉄道の皆さんごちそうさまでした。
(汽笛)あの人も昼を食べた。
伊豆に構えたアトリエが第2の書斎。
東京の自宅から月に何度も訪れるようになったのは50を過ぎた頃。
ふるさと高知に似た景色が好きだった。
仕事の合間のドライブで見つけたのは下田近くのうなぎ屋。
いつも客足が引いた頃訪れた。
漫画家はらたいら。
独自の視点でその時々の社会をユーモラスに描いた風刺漫画の第一人者。
レギュラー出演していたクイズ番組では驚異的な正解率を誇った。
身も皮も軟らかなうなぎは愛知県三河産。
タレはやや甘口。
うなぎの脂とからめば40年続く伝統の味に…。
はらが愛したのはこのかば焼きをぜいたくにも2段に重ねたうな重。
その名も…名付け親ははら自身。
初めて食べた時メシの下から出てきたうなぎに驚きユーモアのセンスがひらめいた。
かつて新聞雑誌の連載で月に300枚以上描いていた超売れっ子。
この店に出会ったのはそれからしばらくあとの事。
当時代替わりしたばかりだった2代目にははらの忘れられない言葉がある。
自ら人生のピンチと意識した50代。
気分転換にと伊豆を訪れた時も常に仕事を持ち込み生涯漫画家を貫いた。
そして気が向けばアトリエから1時間車を走らせこのうなぎを目指した。
これがはらたいらの愛した昼ごはん。
ごちそうさまでした。
今日もお相手は中井貴一でした。
・「大きな花を」2015/08/27(木) 12:20〜12:45
NHK総合1・神戸
サラメシ[字][再]
「夫の会社の人の分まで多いときは8個のお弁当を作ってます!」という妻、その意外な動機とは。▽お弁当ハンター、静岡の大井川鉄道を訪問。▽はらたいらが愛したうな重。
詳細情報
番組内容
「夫の会社の同僚の分まで、多いときは8個のお弁当を作っています!」という投稿が番組に。一体なぜ夫の会社で愛妻弁当を配ることになったのか、その理由は意外なものでした! ▽お弁当ハンター阿部了さんが訪ねるのは、静岡の大井川鉄道。蒸気機関車を走らせるため、朝7時半から火起こし・給水など準備する運転士たちのお弁当を拝見します。 ▽漫画家・はらたいらが好んで食べ、“隠れうなぎ”と命名した二段重ねのうな重。
出演者
【リポーター】阿部了,【語り】中井貴一
ジャンル :
バラエティ – 料理バラエティ
情報/ワイドショー – グルメ・料理
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
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