羽田まで。
あの黄色いタクシー追い抜いてください。
負けないわよ…。
北海道で人気の釜飯店が50周年を迎えた
しかしその50年の間には店に度重なる困難が立ちはだかった
この日店には両親をこの場にどうしても立ち会わせたいと願い必死に困難と闘ってきた娘の姿があった
貧しい戦時中に少年期を過ごした創業者の福見章さん
美味しいものをお腹いっぱい食べることがどんなに幸せなことかを痛感してきた章さんが選んだ人生
それは釜飯屋さんだった
そこには章さんの夢が詰まっている
北海道で大人気となった章さんの釜めし屋・やか多
その時季一番おいしい米をかにやうになど厳選した北海道の新鮮な素材と共に炊き上げた熱々の釜めし
おなかいっぱい食べてほしいとその量なんと茶碗3杯分
創業から50年を迎えた今もなお新たなメニューを考案するなど常にお客さんに新鮮なおいしさを届けている
多くの笑顔を生み出す店では現在会長となった章さん
そして多くの従業員を束ねる二代目の千恵子さんが中心となって働いている
父が苦労の末に開いた店を傍らで支え続けている千恵子さん
だが千恵子さんが店で働くようになった背景には悲しい過去が関係していた
60歳を目前に控えた章さんが突如病に倒れそのまま入院生活を余儀なくされた
病床で弱々しくなった父の姿を見た千恵子さんは…
苦労を重ね家族やお客さんのために必死で働き続けてきたこの店を父がどんなに大切に思っているかを知る千恵子さんはある思いに駆られた
そこで生きる基礎である食生活をいま一度見直した千恵子さん
だが章さんにはある問題があった
しかしバランス良く栄養を摂らなければ体力を取り戻すことはできない
そしてさらに千恵子さんを困らせていたことがあった
それは父・章さんが長年飲食業の世界にいるため口に入れるものの味や出どころなどに強いこだわりを持っていたのだ
そんな困り果てた時に千恵子さんが知人に勧められたのがこの青汁だった
これなら野菜嫌いの父も飲めるはずだと期待を寄せてすすめた千恵子さんすると…
野菜嫌いの父がこうして飲み続けてくれることが心から嬉しかった千恵子さん
家族に支えられ健康への営みを続けた結果章さんは今では大好きな卓球をできるまでに回復していた
そして北海道大会で9連覇を達成
そんな章さんには娘が選んだこの青汁を何より気に入っている理由があった
現在も
そんな父のことを千恵子さんは感慨深く見守っていた
そして千恵子さんにとって待ち望んだ日が訪れた
両親とこの店の50周年を祝うことを何より望んでいた千恵子さん
日頃施設で暮らす母のトミエさんもこの日は店に駆けつけ家族みんなが集まった
そして千恵子さんにあふれ出た心からの思い
両親も千恵子さんが必死の思いで自分たちにこの日を迎えさせてくれたことを知っていた
両親の喜ぶ姿が何よりうれしかった千恵子さん
健康に感謝してこれからも真心の釜飯を届け続ける
2015/08/27(木) 15:51〜16:00
ABCテレビ1
太陽と緑の健やかタイム[字]
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音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
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