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（中里桂子）保科課長と吉井さん。
デキてますよ。
（吉井高男）保科さんは英美里と付き合ってんだべか？
（大沢百合子）あなた保科系を夫にする事もありでしょ？
（吉井英美里）あっちょっとお手洗いに…。
この店のトイレわかりにくい…。
保科と来ている…。
保科とデキてる。
この店よく来るの？ここのトイレわかりにくいのに。
いえ…。
迷いながら…たどり着きました。
そう。
迷うといけないと思ってずっと追ってきたの。
会社で困っている事ない？はい。
ありません。
まだ繊維に行きたいとかある？いえありません。
総務の仕事ちゃんと覚えたいです。
頑張って。
休みは何しているの？お掃除とか…。
課長はご主人や麻衣子ちゃんとお出かけですか？そうね。
休日くらいは。
平日は…。
あっ…遅くまでお忙しいですから。
そうね。
あなたも結婚考えるでしょ？いいえまだ全然です。
でも彼氏はいるでしょう？今は彼氏より仕事です。
そう。
はい。
だけど好きな人はいるでしょう？あっ…こんな事聞いたらマリハラか。
好きな人はいますけど…。
それが普通よね。
会社の人？いえ。

（携帯電話）
（保科晶彦）はい。
あっ今お電話大丈夫ですか？「大丈夫だよ」どうかしたの？私と保科さんの事うちの課長にばれたかもしれません。
なぜ？「課長が今日Ｓｈａｒｏｎａに連れて行ってくれて…」会社の人はほとんど来ない隠れ家だって。
私も初めてのふりしたんですけどあのわかりにくいトイレにさっと行ってしまって…。
だからといって僕と２人で来た事にはならないよ。
お店の人は絶対言わないし…。
「心配ないって」ならいいんですけど…。
急に課長が怖い雰囲気になった気がして…。
「私と保科さんの事がもしばれたとしても課長に対して悪い事をしているわけではありませんよね？」
（保科）そりゃそうだよ。
元気出して。
この前行けなかった横浜今度行こう。
「本当ですか？」少し元気が出てきました。
「それはよかった」大丈夫心配する事ないって。
また連絡するね。
なんか安心しました。
「おやすみなさい」びっくりしたなあ。
こんな時間に急に現れて。
吉井と食事して会社の前通ったら明かりがついていたからもしかしてって…。
長く働く社員は無能とか言っておいて今日ばかりはね。
あの子Ｓｈａｒｏｎａ行った事あるみたい。
熟成肉の？うん。
そりゃあ看板出している店だから誰が行っても不思議ではないよ。
でも若い子が行ける値段じゃない。
今どきの女の子はお金積み立てていいとこで女子会やったりするからね。
そうね。
山本。
（山本恒）はい。
大沢課長来てるからコーヒー淹れてくれ。
お前も一緒にどうだ？
（山本）どうもお久しぶりです。
ライセンスの件山場です。
コーヒー淹れてきますね。
私あなたに振り回されるのはもう嫌。
でも家庭だけではもう…。
帰るね。
山本君にコーヒー断っておくわ。

現代社会はハラスメントに溢れている
セクハラパワハラモラハラまだまだある
だが日本には昔から存在しながらもあまり表面化されてこなかったハラスメントがある
女性を年齢で差別しあざ笑う
長く生きて円熟味を増す事が評価されず美しい若さばかりをもてはやす
そうエイジハラスメント
略してエイハラ
これはハラスメントと闘う総務の女の物語である
ごめんね遅くなって。
（大沢直哉）うん。
麻衣子の好きなカミキリムシのＤＶＤ繰り返し見て寝ちゃった。
ベッドに運べばよかったのに。
こうしがみつかれると一人で寝せられなくてさ。
ああ小田原で昆虫展があるって言ったら喜んでチケット離さない。
そう。
私も一緒に行くわ。
あっうまく出来なかったけどトマトスープ作ってあるよ。
ありがとう。
どうしたの？急に。
おはようございます。
昨夜はごちそうさまでした。
おいしい店でしょ？はい。
それから吉井さん中堅管理者研修の仕事お願いしていたけどすいちゃんにやってもらう。
えっ？すいちゃん。
（平本大輔）はい。
私準備を始めてますが…。
（平本）すいません。
ちょっと分担を考え直したいの。
あなたには他の事を頼むから。
はい。
わかりました。
これあなたやってね。
（平本）はい。
これ準備していたやつだよね？はい。
待って。
野田さん。
（野田ミカ）はい。
社宅と社員寮の定期点検の件日程から費用まで業者と交渉してもらえる？それ私が任されて今見積もりを取っているところですが…。
私が引き継ぐんですか？分担を考え直したいの。
あなた前にもやった事あるから手際いいわよね。
はい…。
でも急に言われても他の仕事もあります…。
伊倉主任。
（伊倉正雄）はい。
業務推進計画の中間報告会吉井さんが各課長に報告書を出すよう連絡済みなの。
はい。
今半分ぐらい集まって…。
その先伊倉さんやって。
えっ？
（伊倉）でも吉井さんが報告会の段取りかなり新しくして準備していますよ。
業務分担を見直したいのよ。
吉井さんには別の事やってもらうから。
私は何を…？何かあとで考えてみるわ。

（伊倉）何かやらかした？何もやっていないつもりです。
吉井さん。
はい。
（平本）仕事だよ。
あなたが作った労働時間適正化キャンペーンの企画書私が考えていたものと全然違う。
えっ？時間短縮労働が言われる時代にこんなありきたりなご託並べたって誰の心にも届かないわよ。
すいません。
井川さんにも相談に乗って頂いて考えたつもり…。
井川君。
（井川優）はい。
相談に乗っていたのならちょうどよかった。
このキャンペーンの件井川君やって。
えっ？
（佐田）なんかどんどん仕事取り上げてない？いいな〜楽で。
課長のリベンジだ。
なんのリベンジ？あんな若い子に。
若いからリベンジ。
この企画書今までと違う若い発想でよく出来ていると思うんですがどこがよくないんですか？井川君あとで私とミーティングしましょ。
はい。
あっじゃあ僕と吉井さん２人で担当します。
それは駄目だわ。
２人だと責任が分散するから井川君１人でやって。
吉井さんには別の事やってもらう。
別の事なんかやらせませんよ。
う〜ん。
課長吉井さんになんかあったのかな？あるんじゃないんですか？にしても仕事を与えないのはパワハラだよ。
エイハラされたお返しじゃないですか？えっ？課長が吉井さんにエイハラされたって事？うまく出来ているから心配するなって何が不満なんだかね？課長。
（浅野誠）更年期かもね。
若い吉井さんに嫉妬メラメラなんちゃって。
また始まった。
（浅野）ガン…。
嫌な奴…。
（真理亜）本当。
次長そういう事まともな人間は考えもしないものです。
課長は若い女性よりずっとかっこいい僕はそう思います。
すてきな奴。
う〜ん。
（真理亜）本当。
お年を重ねた方を労って偉い偉い。
いや…。
吉井さん。
あなた課長に悪い事してない？してないです。
課長の大事なもの取ったとかない？ないです。
課長の大事なものってなんですか？何かしらねえ？お前さ飲み会の時言ってたよな。
男はやっぱ若くてかわいい子が好きなもんですよとかってよ。
それ本音ですから。
（平本）何を…。
よくもまあしれっと年を重ねた女性はかっこいいとか褒め称えられますね。
それ建前ですから。
うまく使い分けて器用だよな。
（女性社員）お疲れさまです。
あっお疲れさまです。
今のご時世女を敵に回すと仕事にならないですから好かれる事言っておくに限るんです。
（佐田）俺たち干されてるよな。
まあ俺は１年の育児休暇申し出たから干されるのわかるんだけど吉井さんなんなんだ？本当にわからないんです。
佐田！おう。
（保科）ここだって聞いて。
ロンドン断ったんだって？驚いたよ。
色々とアドバイスもらった事ありがたかった。
早くも仕事は干されてるけどな。
あっでも吉井さんのほうがつらいよ。
理由のないいじめみたいなもんで。
どうかした？あっいえ…。
課長に合格点をもらえない仕事をしただけだと思います。
（佐田）次から次へと仕事取り上げられたもんね。
だけどね人のゴールなんてわからないよ。
わからないから面白い。
（保科）だな。
なぜかゴールでは佐田が社長になって副社長が吉井さんで俺と大沢課長はリタイアして毎日ハローワークで仕事探してたりして。
ある。
あるんだよなあ。
だから生きてる事は悪くない。
（佐田）悪くないね。
（佐田）俺が社長か…うん悪くない。
（浅野）えっ？じゃあ先方に催促されて初めて思い出したって事？
（ミカ）すいません。
すっかり忘れてて…。
すぐやります。
もう…。
困るんだよ。
仕事は「忘れてた」じゃ。
何年勤めてるの？顔だけベテランですか？
（ミカ）急に吉井さんの仕事もやるように言われてその締め切りが近くてパニックになったものですから。
もう…女子社員はうーんと若いか出来るブスのほうがいいよね。
いやなーんちゃってに決まってるでしょ！ヘヘヘ…。
次長さすがに限界を超えたハラスメントです。
次長みたいな人今の社会どこ探したっていませんよ。
私も友達に話した。
今どきそんな人いるはずがないって言われます。
でしょ？いやあの僕はねみんなが本当は腹の中で思ってるけど口に出せず我慢してるって事を口にしてるだけなのよ。
（浅野）だって子供の頃からそういうキャラなんだもん。
君も内心は思ってるでしょ。
女子社員はうんと若いか出来るブスの方がいいって。
僕は仕事でもプライベートでも若い子に魅力は感じません。
よく言うよ。
（浅野）えっフランス人みたいな事言うね君。
（浅野）彼女金髪？今日本人の男だって普通にフランス人並みになってますよ。
建前建前。
日本男児の本音はハラスメント…なんだよ。
（平本）ハハ…。
ん？すいちゃん笑った？すいません。
権藤常務！
（高山徹太郎）あっ権藤常務！権藤常務！わざわざ総務までお越しくださいまして何かございましたか？総務にちょっと話があってな。
あ…仕事を続けて。
高橋君会議室整えて。
いい！ここでいい。
あっはい。
どうぞお座りください。
吉井君お茶。
はい。
テーブルも新しくなって…。
（テーブルを叩く音）いい音するね。
（テーブルを叩く音）本当だハハハ…。
懐かしいなこういう雰囲気は…。
若かったなあの頃の僕は…。
いえいえ男は若さじゃありません。
もちろん女性もです。
ねっ？話というのは女性登用プロジェクトを全社的に立ち上げようと思ってる。
（権藤）今までのものよりも本格的にやる。
全国各地の支社営業所を含めて大きなうねりにする。
形になったら大々的に記者会見もするつもりだ。
失礼します。
こういう若い女性に経験だの能力だのにとらわれないでもう息もつけないくらいに仕事を与え任せる。
さすが常務深いです。
若い子に仕事を任せないのは要するに年配者の嫉妬でございますから。
年を取れば取るほど若い奴らに任せられるかと全部自分で抱え込んでしまいますから。
若い子にどんどんやらせて責任は年配者が取る。
最近はそれが出来なくなって嫉妬するっていうのはつくづく情けないよ。
失礼します。
どうもありがとう。
この女性登用プロジェクトを大々的にやろうと思ったのは最近の男があまりにも情けないからだよ。
まったくだらしない！
（権藤）まったくあてにならない！おっしゃるとおりです。
戦力として徹底的に女性登用を考えるという常務のお考え実に深いです。
女性を働きやすくするためには色々とシステムや環境を整える必要があります。
それを総務主体でやってほしいんだ。
プロジェクトチームのリーダーは現在の仕事との兼務ではなく女性登用部長としての椅子も考えている。
部長の椅子…。
じっくり煮詰めて一気に行くから。
ありがとうございました。
（権藤）ご苦労さま。
（ドアの閉まる音）はあ。
はあ…。
常務いよいよ次期社長を見据えた感じですね。
専任部長まで作って成功させてそれを手柄に社長就任って事だろうな。
部長の椅子ですって…うん。
お前のようなハラスメント野郎が部長の椅子なんか無理に決まってんだろ。
ガーン。
はあさてさて…。
部長の椅子か…。
やっぱり井川君の言ってる事が正しいかもしれないな。
僕の子供の頃からのキャラ少し見直そうかな。
どうされたんですか？急に。
僕も部下の分際で言いすぎました。
すみませんでした。
（浅野）いやいやいやいやいや…。
これからの社会女性に嫌われちゃいかんからね。
そうだ総務の王子様に弟子入りして年輪を重ねた女性の魅力を教えてもらおうかな。
教わらなくったって女性たちを見れば一目瞭然ですよ。
よく言うよ。
（井川）あの…。
ところどころしか聞こえなかったんですけど権藤常務また女性登用ですか。
う〜ん…。
（伊倉）男がだらしないからって言ってたよね。
（井川）でもそれ変じゃないですか。
男が駄目だから女っていうんじゃなくてだらしない男を叩き直すプロジェクトを作るべきだと思うんです。
ん？型どおりに女性登用を売りにすると安心なんだろうな。
えっ…。
ですから女性が大きい役に就くと能力がないのに女だから就けたと言われたりするんです。
正面切って男を叩き直すプロジェクト。
どこの会社もやってませんしその潔さは絶対当社のイメージアップに繋がるのにな。
女性が輝くというコンセプトは外せないだろうから２本立てだな。
（浅野）２本立て？女性登用プロジェクトと男性鍛錬プロジェクトですか？そうそう。
あっ吉井さんみたいな人がそういうプロジェクトの立ち上げに参加出来るといいと思うけど…。
仕事減らされてるという事は私にも何か問題があるので…。
いやそんな事ないよ。
ですよね次長？次長？うん？うんまあねうん…。
うん…。
（真理亜）ミニが似合う…。
（桂子）やめてよ。
阿部さんも肌がいつもきれいだなと思ってた…。
（井川・平本）お疲れさまです。
（桂子）お疲れ何？今日は２人男子会？
（桂子）こっちは２人女子会。
これから。
（真理亜）夏祭りの時に言い合っちゃったから仲直りの会。
（桂子）そう意見交換もね。
これからの生き方とか趣味とか…。
恋とか美しさの秘訣とか…。
そんなの私らに…。
（井川）ありますよ。
お二方とも大人の女性っていう雰囲気ですから。
やだ！中里さんにはあるけど私はないない。
２人ともあるって言われて嬉しいわ。
じゃあお疲れさま。
（井川）お疲れさまです。
（平本）お疲れさまですすいません！
（ため息）２人ともねえよ。
お前怖えよもう。
これからの生き方話すったって老後しかないでしょ。
なーんちゃってっつって…。
全然似てないですよ。
すいません。
課長。
私課長に何かしたでしょうか？何も。
自分で気づかないで何かしたんじゃないかと悩んで…。
反省しますから教えて頂けませんか？私がいじめてるみたいに聞こえるわ。
あなたなんにもしてないわよ。
お疲れさま。
お疲れさまでした。

（ドアの開閉音）男を叩き直すプロジェクト？面白いねえ。
女性登用プロジェクトと２本立てにすればいいんですよ。
もう女性登用のかけ声だけじゃみんな聞き飽きてますからそれ１本じゃ注目されないと思うんですよね。
なるほど。
男を鍛え直すと堂々と謳うのは男女平等という感じがしていいね。
よく考えたね浅野君。
あっいや…。
早速企画書を書いて権藤常務のところに持って行こう。
はい。
浅野君。
はっ。
部長の椅子も夢じゃないかもな。
フフフ…。
権藤常務が社長になれば部長も役員の椅子あり得るんじゃないですか。
声がでかいよ。
ハハハ…。
何かお手伝いする事ありますか？ないわありがとう。
（野田）あっはい。
すみませんまだ出来てないんです。
はい。
野田さんすごく忙しそうで…。
野田さんにお願いした仕事私に戻してもらいましょうか。
ううんいい。
ありがとう。
あの…吉井さんの事でご相談があります。
吉井を繊維にくれって何それ？女子社員が１人辞めるんだ。
どうせなら繊維に関心があってやる気のある子が欲しい。
安田部長も吉井さんならと言っている。
もちろんまだ誰にも話してないよ。
一方的に言われてもね。
いや今日は最初の打診でまだ何も決まってないんだ。
彼女あなたにアピールしたの？全然。
これ突然の話だから。
同情引くのがうまくて油断ならないとこがある子なの。
今あの子を外に出したら総務が恥をかく。
出せないわ。
もしあの子が仕事を取り上げられたとかそれはパワハラに当たるとかあなたに訴えてるなら大間違いよ。
出来ないから負担を軽くしてるの。
いや何も訴えられてないよ。
そう。
吉井は出せないわ。
わかった。
吉井さんちょっと。
失礼します。
あなたこの間総務の仕事をちゃんと覚えたい。
もう繊維に行く気は全然ないって言ったわよね？はっきり。
隠れ家レストランで。
はい。
そんな言い方されると繊維が吉井さんをもらいに来たのかと思うよね。
そうじゃなくて女性登用のために新入社員の希望を聞いてるんだ。
そうですか。
私は課長がおっしゃるとおりです。
よかった。
仕事の質や量もいい？はい。
ちょうどいい感じです。
じゃあ頑張って。
失礼します。
面白っ。
あら先ほどは。
吉井さんの事百合子らしくない悪口で驚いたよ。
あなたこそ。
彼女を気遣う言い方驚いた。
こんにちは。
昔のゴールデンコンビでランチですか。
そうでーす。
失礼致します。
百合子。
俺と吉井さんに何かあると思ってない？思ってる。
あるよ。
うまいわね。
その言い方どっちにもとれる。
ないよ。
あったら繊維に呼ばないって？繊維には別を当たるよ。
ただ百合子いい年した女が若い子いびるな。
そうねたとえ私の愛人と何かあった子でもね。
恋人ではなくて愛人か。
俺の立場よく表してるな。
いい立場でしょ縛られなくて。
私も帰る家庭があるし若い恋人だとあなた逃げられなくなるわよ。
お先。
じゃあ縛られない２人で温泉行こうか。
前から話してた。
熱海？うん。
今度の土日どう？オッケー。
面白いね。
２本立てか。
はい男を鍛え直すと正面切って言うのは女性の強さや能力をさりげなく表して男のしっかりしないと負けてしまうよという表現にもなります。
当社の男は出来ないと思われないようにしないといけないが…。
この自虐的プロジェクトは話題になるな。
そうおっしゃって頂きますと発案者と致しまして大変光栄でございます。
本来こういう案は若い奴から出ないとな。
おっしゃるとおりでございます。
保科さん？今度の土日で横浜行けますか？今度の土日はダメなんだよ。
「そうですよね」急に言われても…。
私港の見えるレストランレフィーノを勝手に予約しちゃって恥ずかしいです。
次の時はちゃんとスケジュール伺います。
レフィーノとはまた高級なところを。
無理したな。
私サプライズで驚かそうってそっちにばっか気合入って…。
レストランもサプライズだって頑張っちゃった。
今まで保科さんには散々お世話になりましたので…。
「次の時もレフィーノにします」「聞こえますか？」行こう。
え？今度の土日横浜行こう。
はい。
じゃあ時間と場所どうしますか。
（携帯電話の振動音）ママ土日の仕事なくなっちゃった。
一緒に小田原の昆虫展行こうか。
（大沢麻衣子）本当？ママ本当？うん。
やったー！
（直哉）イエーイ。
（麻衣子）カミキリムシに会える！
（直哉）ヨナグニサンにも会える〜。
イエーイ！横浜私が無理しちゃったから来てくれたんですよね？お金がないのに頑張ったからって。
（保科）違う違う。
俺は約束は守るの。
だから誰にも結婚するって言わない。
守れないから？守る気ないから。

（直哉）小田原で昆虫展見て横浜中華街で飯って最高だな！
（麻衣子）ママのお仕事急になくなって麻衣子も最高だな！ママも３人でお出かけ出来て最高だな！だな！ハハハ…。
フフッ。
似合うよ。
本当ですか？買ってあげたいけど俺残るものは女にプレゼントしないんだ。
ねえ麻衣子何食べようか？う〜ん…。
あっ！ん？あっちょっと待ってよ。
（直哉）これ？はい。
（店員）はいお待たせしました。
（保科）どうも。
はい。
どうもありがとうございました。
（保科）気になるの？ああ…ううん。
（保科）気になるの？ああ…ううん。
（保科）はい。
あっ…。
残らない。
（笑い声）いただきます。
フフフ…。
わあ〜。
フフッ。
（セミの鳴き声）
（保科）おいしい？うん！おいしい。
（セミの鳴き声）
（保科）熱くない？あったかい。
（直哉）どうした？
（麻衣子）パンダ！おお…麻衣子！
（保科）俺も食べたくなってきたな。
食べます？うん！おいしい。
フフフフ…。
残るものもらった。
おはようございます。
あらおはよう。
今までありがとう。
別れよう。
（ドアの開く音）おはようございます。
ありがとう。
社員の事故の件カタがついたって警察の人が来るの。
私と一緒に話を聞いてね。
あ…はい！どんな事でもちゃんとカタがつくものね。
ん…？頑張って。
はい！
（電話）専任部長を置き会社を挙げて女性登用プロジェクトを進めていく事となりました。
それともう１つ斬新なのが弱くてだらしのない男性を鍛え上げるプロジェクト。
それと２本立てで進めていきます。
えっ？これも全て浅野次長の発案です。
ああいや…。
えっ？こういう思いきった案を出来れば若い奴に発案してほしかった。
権藤常務はそう言って嘆いておりました。
正面切って男を鍛え直すと宣言する潔さは当社のイメージアップに繋がると思いこの私が考えました。
うんうん。
素晴らしい。
ありがとうございます。
それって井川さんの…。
正面切って男を叩き直すプロジェクト。
井川どうした？おい井川！まあいいか。
よし…。
ちょっとどこ行くんですか？
（井川）権藤常務にぶちまけてやる。
（伊倉）悔しい気持ちはわかるけど事を荒立てるな！こんな話が通るんですか？上司が部下の…それもまだペーペーの部下の言う事パクって自分の手柄にするんですよ。
絶対許さないあのハラスメント野郎。
これパワハラかモラハラに当たりませんか？当たるよ。
訴えてやる。
当たるかもしれないけど訴えても何もいい事はないぞ。
上司が部下の手柄を自分のものにするのはどこでもよくある話だ。
落ち着け！悔しいですよ…。
最大のチャンスを失いました。
あのコンセプト出したのが若い俺だってなってたら俺は男のプロジェクトの立ち上げに参加出来てきっと新しい局面が開けた。
俺総務での今の自分がいいとは全然思ってませんから。

（浅野）えっ何？これ。
頼んだ感じと全然違うじゃない。
（真理亜）えっ？こんな事も出来ないでよく派遣やってられるね。
もう君レベルのおばさん派遣なんてね掃きだめにダンゴムシになるぐらいいるんだからね。
あっまた言っちゃった？ハハッ…すいません。
（浅野）そうだよね。
やり直します。
（浅野）うんそうだよね。
えっ？男を鍛えるって次長の案じゃなかったんですか？井川さんの案です。
何それ！許せない。
次長はハラスメントがひどいだけじゃなかった。
リベンジします。
女性たちに声かけるわ。
次長の事みんな大っ嫌いだもの。
話してくる！じゃあ私リベンジのリーダーになります。
うん。
（真理亜）成敗！吉井君応接室にお茶を５つお願いします。
すいません今手が離せないんです。
ああそうですか。
じゃあ野田君応接室に…。
（ミカ）私これから打ち合わせでーす。
…うん。
高橋君応接室にお茶５つお願いします。
高橋君…。
中里さんお…。
はい総務です。
あれ？鳴ってない…。
はい。
はいお世話になっております。
阿部さん。
アヴェマリアさん。
はーい。
応接室にお茶５つお願いします。
掃きだめにダンゴムシのお茶不潔で飲めませんでしょう？ご遠慮させて頂きます。
お前ら何様のつもりだ！？お前呼ばわりするとパワハラですよ。
訴えますよ。
上司の命令…いやお願いは聞くもんだろ！ハラスメントやめない限り上司とは思いませんので。
それに男を鍛えるコンセプト井川さんのをパクったそうですね。
パクってなんかいない。
前から僕が考えていた事です。
浅野お前それ本当か？
（浅野）とんでもございません！これは濡れ衣もいいところです。
（ミカ）じゃあ井川さんに確認してみましょう。
怒ってましたから本当の事言うはずですよ〜。
（桂子）今すいちゃんが立ち会って会議室で「総務便り」の収録やってますがそろそろ…。
あっちょうど終わったみたいです。
お疲れさまでした。
（女性）ありがとうございました。
（桂子）ありがとうございました。
ありがとうございました。
（携帯電話）あっ…すいません。
あの…すぐ行きます！
（伊倉）えっ…これ忘れ物！あれ？
（井川）「まったく…もっと若い子が来るかと思ったらすげえおばさん」「平本さんの回かわいい若い子でしたよね」あっピンマイクついたままだ…。
（井川）「今日もこれからコンプライアンス委員の会議なんですけど本当うんざりですよ」「ちょっと肩叩いたぐらいでセクハラだとか騒ぐおばはんばっか」誰があんたに触りたいのかよっていう沖縄のねシーサーみたいな顔のおばさんばっか。
（井川）「女はジューシーでなくなるとシーサーになるんですね。
ハハッ…」「日本の男って次長みたいなバカ正直は別にして本音のところでは若い女好きじゃないですか」「でも一日一日年を取っていく」「って事はですよ日本の女は…」不幸になるために生まれてきたって事ですよね。
（井川の笑い声）
（井川）とにかくおばさんにはコテコテの建前言っとけば平和なんですよ。
おばさんの好きな言葉並べて。
（平本）例えば？
（井川）「大人の女とかエイジレスとかどんな服でも着こなしますよねとか顔小さいですねとか口から出まかせ言っとけば仕事で協力してくれますから」「これマジっす。
ハハハ…！」テメエ五寸釘ぶち込むぞ。
またキレる…。
この裏表バイ菌！えっ？
（佐田）やっぱりキレた…。
お疲れさまです。
どうした？
（平本）あっ！あっ…！表立ってハラスメントやる男と表でいい顔して裏でせせら笑ってる男と両方とも小物です。
パクったのパクられたの表だの裏だのって小物同士の小競り合いに女を巻き込むな！どっちも小物だけど表で王子様ぶってるほうがもっとタチ悪いわよ！２人とも「小」のつく男です。
小物で小賢しくて小ずるくて小利口で小心。
え？女子社員はうんと若いか出来るブスがいいとおっしゃってましたよね？私たちだって男子社員はうんとイケメンか出来るハゲがいいです。
ガーン…。
吉井さんもう気が済んだでしょ？気が済む済まないの問題じゃありません。
ハラスメントを嫌がらせという程度でとらえてるからそういう言葉が出てくるんです。
ハラスメントは傷害事件です。
心とプライドを傷つける傷害事件です。
表であっても裏であってもハラスメントをやる人は犯罪者です！相変わらず偉そうねえ…。
親分。
親分？
（桂子）そうよ。
あなたこそエイジハラスメントの親分よ。
犯罪者よ。
…えっ？皆さんこの人若い体を投げ出して４０女の大事な男をぶんどりました。
だから仕事取り上げられて当然よね。
ねっ課長？…やめなさい。
課長の男保科晶彦を若い体とテクニックで盗んだ犯罪者は…この人です。
（佐田）保科…？大沢君と保科君が？嘘だろ？
（平本）えっ吉井さんと課長が取り合って…？すいません！課長…保科さんとそういう関係だったんですか？だから課長は…。
（桂子）あなたにハラスメントで人を糾弾する資格はない！
プレゼントのお知らせです。
このドラマの
（権藤）三角不倫の事噂になってるよ。
本当に見たんですから！恋愛の最高の着地は結婚だって。
（真理亜）家庭から仕事から年下の愛人まで…。
構わないから話してください。
女として落ちるとこまで落ちてますよ。
2015/08/27(木) 21:00〜21:54
ＡＢＣテレビ１
エイジハラスメント　＃７[字]

禁断の三角関係に急展開！英美里（武井咲）と保科（小泉孝太郎）の関係を確信した百合子（稲森いずみ）！新人ＯＬと女性上司の女同士の壮絶バトルが激化する…！

詳細情報
◇番組内容
百合子（稲森いずみ）は不倫相手である保科（小泉孝太郎）が、英美里（武井咲）と付き合っていると疑惑を深めていく…。
そんな中、常務取締役の権藤（風間杜夫）が女性登用プロジェクトを立ち上げると宣言。井川（瀬戸康史）は、雑談の中で「女性登用プロジェクトだけでなく、だらしない男性を叩き直すプロジェクトも併用すべき」と発案。その案をあろうことか、浅野（吹越満）が自分のアイデアだと偽って上司に提出し…!?
◇出演者
武井咲、稲森いずみ、瀬戸康史、要潤、大倉孝二、内藤理沙、原幹恵・杉本哲太・吹越満、浅野和之、麻生祐未、竹中直人、風間杜夫、小泉孝太郎
◇原作・脚本
内館牧子『エイジハラスメント』（幻冬舎文庫）
◇演出
田村直己（テレビ朝日）
◇音楽
沢田完
◇主題歌
花岡なつみ『夏の罪』（ビクターエンタテインメント）
◇スタッフ
【ゼネラルプロデューサー】内山聖子（テレビ朝日）
【プロデューサー】中川慎子（テレビ朝日）、浅井千瑞（ＭＭＪ）、神通勉（ＭＭＪ）
◇おしらせ
☆番組ＨＰ
　http://www.tv-asahi.co.jp/age/
☆Ｔｗｉｔｔｅｒ
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ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
福祉 – 文字（字幕）

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
映像
音声 : 2/0モード（ステレオ）
日本語
サンプリングレート : 48kHz

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