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川内原発 発電出力が100%に
8月29日 13時04分

川内原発 発電出力が100%に
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今月再稼働した、鹿児島県にある川内原子力発電所は、29日昼前、発電の出力が100%に引き上げられました。九州電力は、31日に原子炉も出力100%のフル稼働にしたうえで、来月10日に営業運転に入る計画です。
国内の原発で初めて、新しい規制基準に基づく審査に合格した川内原発1号機は、今月11日に再稼働したあと、出力を徐々に上げる調整運転を続けています。
その後、「復水器」という設備で起きたトラブルによる中断を経て、27日、6日ぶりに作業を再開し、29日昼前、発電を行うタービンの出力が、設計上の100%に当たる89万キロワットに引き上げられました。
九州電力では、31日に原子炉の出力も100%のフル稼働にしたうえで、来月10日に最終的な検査を受け、問題がなければ、その日のうちに営業運転に入る計画です。川内原発が営業運転に入れば、おととし9月に福井県にある大飯原発が停止して以来、2年ぶりになります。
一方、原子力規制庁は、川内原発1号機が、福島第一原発の事故を教訓に作られた新しい規制基準の下で初めて再稼働したことから、最終的な検査を慎重に行うとしています。

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