2015年8月28日20時29分
総務省は28日、携帯電話の電波が心臓ペースメーカーに及ぼす影響についての指針を改訂し、誤作動のおそれは非常に低い、とする内容を初めて盛り込んだ。指針が患者の不安を生んでいるとの指摘を受け、6月に改訂案を公表していた。正式に指針となったため、鉄道やバス会社が求めてきた優先席付近での「携帯電話の電源オフ」が緩和される可能性がある。
指針は、誤作動を避けるため携帯電話とペースメーカーなどは「15センチ以上離す」としている。だが総務省の有識者会議で、根拠となった実験について「電波の出力を最大にするなど現実では起こりえない厳しい条件で行われており、かえって患者の不安を生んでいる」との指摘が出ていた。
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