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 「男女共同参画実現にまいしんする首相に、ぜひ参加いただきたい」。女性の地位向上をめざす国連組織「UNウィメン」のムランボヌクカ事務局長は28日、来月下旬にニューヨークの国連本部に世界の首脳らが集い、「男女平等と女性の地位向上」について話し合う会議に、安倍晋三首相の参加を呼びかけた。朝日新聞の取材に話した。

 1995年の北京女性会議で採択された、女性の地位向上のための「北京宣言」と「行動綱領」の完全な実行を目指し、会議はUNウィメンと中国政府、国連の潘基文(パンギムン)事務総長が9月27日に共催する。

 女性に負担が偏りがちな育休取得状況の改善や、幼い少女の結婚など、それぞれの国の課題をいかに改善するか話し合う予定で、中国の習近平(シーチンピン)国家主席もあいさつをする。安倍首相の参加は未定という。

 またムランボヌクカ事務局長は、今年4月に「UNウィメン日本事務所」(東京都文京区)が開設されたことについて、「アジア太平洋地域全体の連携と女性の地位向上に生かしてほしい」と話した。(鈴木暁子)

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