東郷隆
2015年8月29日11時11分
西武鉄道は来春、東京都心と埼玉県の秩父や川越を結ぶ区間で、レストラン仕様の観光列車を運行する。同社初の観光列車で、沿線に国内外の観光客を呼び込み、地域活性化にもつなげたい考えだ。
列車は現在も運行している4000系車両を改造し、4両編成で定員は52人。食事をする2車両のほか、調理風景が楽しめるオープンキッチンのある車両、結婚式や演奏会などが開ける多目的用の車両で構成される。
内装や外装は、秩父地方をモチーフに建築家の隈研吾さんが手がける。伝統工芸品の絹織物「秩父銘仙」や、埼玉県飯能市名産の「西川材」などの使用も検討するという。
運行区間は池袋―西武秩父駅間や西武新宿―本川越駅間などで、休日を中心に年間100日程度を予定。列車名や食事のメニュー、料金は今後詰めるという。(東郷隆)
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朝日新聞社会部
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