2015年8月29日11時19分
東京都内のJR線で今月中旬以降、線路脇のケーブル火災が相次いでいる問題で、品川区や北区のJR敷地内でも出火していたことが分かった。警視庁などによると、品川区の現場付近からは焼けたペットボトルやティッシュペーパーが見つかった。同庁は、放火の可能性もあるとみて調べている。
警視庁やJR東日本によると、北区栄町のJR東北線の踏切脇の線路内で16日未明、通行人から「ケーブルから煙が出ている」とJR東日本に連絡があった。職員は周囲が暗いため現場が確認できなかったが、同日夕、ケーブルのカバーが一部燃えているのを確認した。
23日午後8時ごろには、品川区広町1丁目の「JR東日本品川変電所」で、ごみのようなものが燃えていたのが確認された。捜査関係者によると、現場近くに焼けたペットボトルなどがあったという。近くの防犯カメラには出火後に付近を通り過ぎる男が映っていたとの情報もあり、警視庁は火災との関連を調べる。
都内のJR線では今月、このほかに3件の火災が発生。18日に立川市の中央線で高架下の電源ケーブルが、22日には中野区の中央線で線路脇の通信ケーブルが焼けた。27日にも渋谷区の山手線の線路脇でケーブル2カ所が燃えた。
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朝日新聞社会部
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