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地中海渡る難民らことし32万人 過去最悪8月29日 4時59分
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中東やアフリカから地中海を渡ってヨーロッパに流入する難民や移民の数が、ことしは過去最悪のペースで増え続け、すでに30万人を超えたことが国際機関のまとめで分かりました。
これは、IOM=国際移住機関やUNHCR=国連難民高等弁務官事務所が、28日明らかにしたものです。
それによりますと、治安の悪化や貧困を背景に、中東やアフリカから地中海を渡ってヨーロッパに流入した難民や移民の数は、ことし1月からこれまでに32万2000人余りに上ったということです。
去年は1年間で21万9000人で、過去最悪のペースで増え続けているとしています。
また、途中で命を落とした難民らの数も2400人を超えて去年の同じ時期よりも増えているということで、IOMは、「密航をあっせんする業者が悪質になっており、窒息死するリスクの高い船倉に難民を押し込めている」と非難しています。
一方、ヨーロッパに流入した難民ら32万人余りのうち、20万9000人がギリシャに、11万1000人がイタリアに到着していて、難民らの多くは内戦が続くシリアや政治の混乱が深まるエリトリアの出身者です。
難民らはギリシャに入国したあと、隣接する旧ユーゴスラビアの国々や、ハンガリーなどにも大勢押し寄せていて、ヨーロッパで受け入れの態勢が大きな課題となっています。
それによりますと、治安の悪化や貧困を背景に、中東やアフリカから地中海を渡ってヨーロッパに流入した難民や移民の数は、ことし1月からこれまでに32万2000人余りに上ったということです。
去年は1年間で21万9000人で、過去最悪のペースで増え続けているとしています。
また、途中で命を落とした難民らの数も2400人を超えて去年の同じ時期よりも増えているということで、IOMは、「密航をあっせんする業者が悪質になっており、窒息死するリスクの高い船倉に難民を押し込めている」と非難しています。
一方、ヨーロッパに流入した難民ら32万人余りのうち、20万9000人がギリシャに、11万1000人がイタリアに到着していて、難民らの多くは内戦が続くシリアや政治の混乱が深まるエリトリアの出身者です。
難民らはギリシャに入国したあと、隣接する旧ユーゴスラビアの国々や、ハンガリーなどにも大勢押し寄せていて、ヨーロッパで受け入れの態勢が大きな課題となっています。