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ギリシャ議会 9月20日に選挙へ8月28日 22時42分
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ギリシャで、内閣の総辞職に伴う前倒しの議会選挙が、来月20日に行われることになり、EU=ヨーロッパ連合などが金融支援の条件としている構造改革を断行するために、チプラス氏がどこまで求心力を取り戻せるかが焦点となります。
ギリシャを巡っては、今月、ユーロ圏各国が3年間で日本円にして11兆円を超す追加の金融支援を段階的に実施することで合意しましたが、その後、首相だったチプラス氏は、改めて国民に信を問いたいとして突如、辞任を表明しました。
これを受けてパブロプロス大統領は、28日、議会を解散し、来月20日に選挙を行うとする大統領令に署名しました。
ギリシャでは、ことし1月に議会選挙が行われたばかりですが、反緊縮策を掲げて勝利したチプラス政権が、金融支援を巡るユーロ圏各国との交渉のすえ、財政緊縮策を受け入れると立場を変えたことに与党内で反発が強まり、閣僚経験者など一部が離党する事態になりました。
国民の間でも、緊縮策に対する不満が根強く、最新の世論調査では、チプラス氏率いる「急進左派連合」が、20%余りの支持率でトップを維持しているものの、最大野党だった「新民主主義党」の追い上げを受けています。
チプラス氏としては、前倒しの議会選挙を通じて、EUなどが金融支援の条件としている構造改革を断行するためにどこまで求心力を取り戻せるかが焦点となります。
これを受けてパブロプロス大統領は、28日、議会を解散し、来月20日に選挙を行うとする大統領令に署名しました。
ギリシャでは、ことし1月に議会選挙が行われたばかりですが、反緊縮策を掲げて勝利したチプラス政権が、金融支援を巡るユーロ圏各国との交渉のすえ、財政緊縮策を受け入れると立場を変えたことに与党内で反発が強まり、閣僚経験者など一部が離党する事態になりました。
国民の間でも、緊縮策に対する不満が根強く、最新の世論調査では、チプラス氏率いる「急進左派連合」が、20%余りの支持率でトップを維持しているものの、最大野党だった「新民主主義党」の追い上げを受けています。
チプラス氏としては、前倒しの議会選挙を通じて、EUなどが金融支援の条件としている構造改革を断行するためにどこまで求心力を取り戻せるかが焦点となります。