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阪堺電車 一部区間廃止へ

08月28日 20時35分

阪堺電車 一部区間廃止へ

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大阪市と堺市を結ぶ路面電車を運営する阪堺電気軌道は、設備が老朽化し利用客も少ないため、大阪市内の一部の区間を来年1月末で廃止することになりました。
廃止されるのは、大阪・住吉区を走る上町線の住吉停留所と住吉公園停留所の間のおよそ200メートルの行き止まりの区間です。
阪堺電気軌道によりますと、この区間は線路を敷設してから60年近くが経過しポイントなどの設備の老朽化が進んでいるため、運行の継続には大規模な改修工事が必要だということです。
しかし、この区間の乗降客は1日およそ100人にとどまっているうえ、工事におよそ5億円の費用がかかることから、来年1月末で廃止することを国に申請しました。
路面電車は、ことし3月期の決算で堺市からの財政支援を受け入れても9300万円の赤字となっていて、収益の改善が課題となっています。
阪堺電気軌道は、「路線の存続は経営に大きな影響を与える。利用客の方には、ご迷惑をおかけするが別の路線の近くの停留所を使ってもらいたい」と話しています。

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