今季限りで辞任する意向を固めた大久保監督。就任1年目ながら、チーム低迷の責任を取る【拡大】
日本一の翌年から2年連続での監督交代は異例で、大久保監督の辞任が正式に決まれば、球団は後任の人選を急ぐことになる。酒井勉2軍監督(52)の内部昇格や、地元の仙台市出身で日米通算381セーブを挙げた佐々木主浩氏(47)=現解説者、同じく仙台市出身で今季限りでの現役引退を表明した斎藤隆投手(45)、さらには外国人監督の招へいなど、幅広く可能性を探ることになりそうだ。
大久保 博元(おおくぼ・ひろもと)
1967(昭和42)年2月1日生まれ、48歳。茨城県出身。水戸商高から85年ドラフト1位で西武入団。トレードで巨人に移籍した92年に15本塁打。95年に現役引退。通算成績は303試合に出場、打率・249、41本塁打、100打点。2008年に西武打撃コーチに就任し、日本一に貢献した。12年に楽天打撃コーチ、13年から同2軍監督、14年10月に楽天監督に就任。1メートル81、97キロ。右投げ右打ち。
今季の楽天
★3月28日 日本ハムとの開幕戦は黒星も2試合目で今季初勝利。松井裕がプロ初セーブ
★4月14日 西武に2-1で勝ち、5連勝で初の貯金1
★5月21日 本拠地での午後4時2分開始の日本ハム戦で延長十二回、5-9で敗戦。5時間37分の死闘となり、試合後に予定されていた花火大会が中止に
★6月17日 同13日の中日戦で左脇腹にファウルボールを受けた嶋の肋骨骨折が判明。前後して辛島、藤田、伊志嶺らが次々と故障。同26日にはコボスタ宮城で異例のおはらいを受けた
★7月4日 日本ハムに2-3で敗れ、3年ぶりの8連敗。松井裕が今季初黒星
★同28日 松井稼がソフトバンク戦で日本通算2000安打を達成
★同30日 田代打撃コーチの辞任が発表され、後任に2軍から草野コーチが昇格
★8月17日 45歳の斎藤が、今季限りでの現役引退を表明
★同25日 オリックスに0-1で敗れ、7連敗で最下位に転落。翌26日も負けて、今季2度目の8連敗
(紙面から)