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NASA分析「海面7センチ余り上昇」
8月29日 5時05分

NASA分析「海面7センチ余り上昇」
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世界の海水面は、この22年間で平均して7センチ余り上昇したことが、NASA=アメリカ航空宇宙局などによる分析で分かり、専門家は、氷河がとけ出したことなどが要因だとして、温暖化の影響を指摘しています。
これは、NASAなどの専門家でつくる研究チームが、26日、1992年から去年までの人工衛星による観測データを分析した結果として発表したものです。
それによりますと、世界の海水面は、この22年間で、平均して7センチ余り上昇し、場所によっては22センチ余り上昇したことが分かったということです。
NASAが公開した映像では、日本列島やフィリピンの東の太平洋で、海水面の上昇を示す、赤で表示された海域が広がっているのが確認できます。
また、世界の海水面が1年間に上昇するペースは、1900年ごろは平均して1ミリほどだったのが、最近では3ミリほどと、加速しているということです。
これについて専門家は、水温が上昇して海水が膨張したことや、グリーンランドや南極大陸、それに山岳部の氷河がとけ出したことが要因だとして、温暖化の影響を指摘しています。
そのうえで、早ければ100年後には、今より少なくとも90センチ以上海水面が上昇する可能性があると警告しています。

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