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【ゴルフ】

田村尚之が地元広島で首位

2015年8月28日 紙面から

プレー終了後、練習グリーンで好調パットに磨きをかける田村尚之=広島県東広島市・広島CC西条Cで(櫛谷和夫撮影)

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◇郷心会広島シニア<第1日>

 ▽27日、広島県東広島市、広島CC西条C(6624ヤード、パー71)▽晴れ、気温28度、風速3メートル▽賞金総額2000万円、優勝360万円▽60選手▽観衆349人

 地元の田村尚之(51)=ダイクレ=が9バーディー、ボギーなしでプロ入り後自己ベストの62をマーク、9アンダーで単独首位に立った。2打差の2位には同じ広島県出身のプロゴルフ協会(PGA)会長・倉本昌弘(59)が7アンダーでつけた。さらに1打差の6アンダー、3位に白石達哉(53)=福岡国際CC=が続いた。大会は2日間トーナメント。

 広島CCには八本松コースと今大会開催の西条コースの2コースがある。上がり3連続バーディーを含む9バーディー奪取で好発進した田村は「八本松は得意だけど、西条コースではこれまでいいスコアを出したことがない。スコア的にはできすぎ。ほっとしてます」と胸をなで下ろした。

 数年前にグリーンが改造され、田村の好きな「速くて素直なグリーン」に生まれ変わっていた。「後半、思うように打てるようになった」のが好スコアの要因だった。

 前週までは体調不良だった。シニアの試合の合間を縫って日本オープン予選会などに出ていたが「この暑さの中で続けてゴルフしたことなかったので夏バテ」とか。だが、整体などのケアで上向いた。

 ジュニア時代から全国で活躍していたが、東京理科大卒業後は地元に帰って自動車メーカーのマツダなどでサラリーマン生活を送りながら、アマチュアとして活動。2013年にシニアツアー出場を目指してプロテストを受け、合格した。今大会は13年間勤務していたマツダなど、多くの地元企業がスポンサーとなっている新規大会。28日の最終日は倉本らとの最終組で地元対決の様相だ。「各スポンサーも知っているので頑張りたいけど、あまり入れ込んでも…。最終日も普段通りやって結果が出ればいい」。車で約40分かけて自宅通勤している田村が、自然体でVを取りに行く。 (櫛谷和夫)

 

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