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【芸能・社会】吉本実憂「狂気の部分を見て…」 10月3日公開 映画「罪の余白」2015年8月28日 紙面から 女優の吉本実憂(18)がヒロイン役で出演する映画「罪の余白」(大塚祐吉監督)が、10月3日に公開される。一人娘を亡くした父親と同級生の少女の対決を描く心理サスペンス。吉本は同級生の命をもてあそぶ邪悪な女子高生・木場咲を演じ、“究極のダークヒロイン”を怪演した。本紙のインタビューに応じた吉本は「狂気の部分を頑張って演じたので、ぜひ見てください」と熱くアピールし、若き演技派女優の存在感を漂わせた。 (金山容子) 「監督は『相手を精神的に陥れる役なので、相手が傷ついている顔を楽しんで』と。最初はなりきれずに暗い気持ちになったけれど、ハマッてきた時はうれしかった」 吉本が初挑戦した悪役の咲は、美しく生徒たちの憧れの的だが、実は、友人や教師らの心を悪賢く操る悪魔のような“裏の顔”を持つ。アイドルグループ「X21」のリーダーとして活躍する吉本の明るく活発なイメージとは対極の難役だった。 映画は、芦沢央さんの同名小説が原作。咲に追い込まれ亡くなった女子生徒の父で行動心理学者の安藤聡(内野聖陽)は、復讐(ふくしゅう)を誓う。ところが、逆に咲の策略にはまっていくという筋立て。 台本を読んだ感想は「すごい女の子…」。撮影前に行われた約1カ月の厳しいリハーサルを乗り越え、咲役に手応えをつかんだという。 敵役となる内野からは「あなたが持つ邪悪な部分を広げて」とアドバイスを受け、「どのくらい邪悪さを持ってるか分からないが、育てていこう」と決意。咲については「人を手のひらでころがし、常に演じている子。頭が良くて目標があり、命懸けで進んでいる」と分析する。 配給元によると、試写を見た関係者の間からは「咲が怖すぎる」などと吉本の迫真の演技を絶賛する声が上がったという。当の本人は、公開前とあり「一般の方に見てもらわないと…」と慎重に話しつつも、「今回は演じるだけでなく、ひとつの作品を作れた感じで、そこは達成感がある」と胸を張った。女優としては今回でまだ6作目。役の幅を大きく広げた今、将来は世界を見据え、「世界にいる悩みを持つ方々を笑顔にする女優でいたい」とあらためて誓った。 <吉本実憂(よしもと・みゆ)> 1996(平成8)年12月28日生まれ、福岡県出身。2012年8月、「第13回全日本国民的美少女コンテスト」でグランプリ受賞。13年1月、「X21」が結成され、リーダーに就任。14年7月期、日本テレビ系「獣医さん、事件ですよ」のヒロインで女優デビュー。NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」などに出演し、現在はTBS系金曜ドラマ「表参道高校合唱部!」(午後10時)に出演中。「X21」の第5弾シングル「YOU−kIのパレード」は9月23日発売。身長160センチ、B80W57H82センチ。趣味はダンス、特技は小倉祇園太鼓。 PR情報
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