蹴球探訪
英に逸材16歳「夢は日本のフル代表」
サイ・ゴダード(3月18日)
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【大リーグ】タイガースのバーランダー 史上6人目の偉業にあと3人届かず2015年8月28日 紙面から ◇タイガース5−0エンゼルス逃しちゃった、史上6人目の偉業−。大リーグは26日、各地で行われ、2011年サイ・ヤング賞のタイガースのジャスティン・バーランダー投手(32)がエンゼルス戦で自身3度目のノーヒットノーランを9回に逃したものの、1安打、2四球完封で2勝目(6敗)を挙げた。今季は既に5投手(ア・リーグはマリナーズの岩隈ら2投手)がノーヒットノーランを達成している。 史上6人目となる3度目のノーヒットノーランに「あと3人」で迎えた9回。だが、バーランダーが抱いたその夢は、先頭打者のバットで砕かれた。7番アイアネッタへの5球目、97マイル(約156キロ)直球がライナーで左翼線へ。数センチでも左ならファウルだったが、打球は左翼線上で弾んでチョークの粉が舞うと、右腕はマウンド上で背中を反らせて天を仰ぎ、約3万2000人の地元観衆も大きなため息をついた。 「9回に台無しにするのはこれで何回目だろうね。また、やってしまったよ」と自嘲したバーランダー。記録を奪った相手は打率1割8分台の伏兵。「ノーヒッターへの最大の壁は、いつも9回に潜んでいるんだ」と、球団公式サイトなどで“解説”した。 07、11年にノーヒットノーランを達成していたバーランダー。12年5月18日のパイレーツ戦でも3度目の偉業を目前にしながら9回に打たれ、苦い記憶が残った。「ボブ・フェラーに、ノーラン・ライアン、もっと古くはサイ・ヤング…。2度目に達成して以来、彼らの名前がずっと僕の頭の中にあったんだ」と正直な胸の内を明かした。 11年に24勝(5敗)を挙げてア・リーグMVPとサイ・ヤング賞をダブル受賞した本格派右腕だが、今季は右上腕三頭筋を痛めて開幕から故障者(DL)リスト入り。初登板が6月13日までずれ込み、先発12試合でわずか1勝という不振だったが、28人目の打者を中飛に打ち取って3年ぶりの完封だけは達成。「復活」を印象づけるには十分だった。 PR情報
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