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【プロ野球】

巨人5連敗で貯金0 今季12度目零封負け

2015年8月28日 紙面から

ヤクルト−巨人 拙攻続きにさえない表情の巨人・原監督(佐々木彰尚撮影)=神宮球場で

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◇ヤクルト2−0巨人

 ヤクルトが競り勝ち、今季初の巨人戦3連戦3連勝を飾った。0−0の8回2死二、三塁で川端が2点適時打を放った。巨人はポレダが好投したが、打線が再三の好機を生かせず、今季最長に並ぶ5連敗で勝率が5割に落ち込んだ。

 巨人が12度目の零封負け。2試合連続は今季初だ。2度の満塁機を逃すなど残塁は11。原監督は「本人たちは懸命にやっているけど、チームを前に進ませる1本が出ない」と頭を抱えた。

 プロ初登板のヤクルト寺田は初回から不安定で、3回までに5四死球の乱調。しかし1回2死一、二塁は長野が遊ゴロ、2回2死満塁は亀井が左飛、3回2死一、三塁は村田が中飛と、もらったチャンスをことごとくつぶした。

 2番手の徳山から1安打、2四球でつかんだ5回2死満塁で村田が投ゴロに倒れると、以降は二塁すら踏めず。7回には1死から四球で出塁した坂本がフルカウントからスタートを切ったが、けん制死。逆をつかれ、主将は「ああいうミスをしたら勝てない」とうなだれた。

 川相ヘッドコーチは「チャンスで『よし、いっちょやったろう』と思う人が出てほしい」と窮地を救う起爆剤の登場を期待する。1軍初昇格したドラフト1位ルーキーの岡本あたりが候補になるが、この日の出番はなかった。

 今季2度目の5連敗で、7月28日以来の勝率5割に逆戻り。首位の阪神も敗れたため、自力優勝の可能性はかろうじて残っている。指揮官は「きょうのゲームを糧に切り替えていく」と前を向いた。(小林孝一郎)

 

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