田幸香純
2015年8月28日23時29分
平日10本の発着、終電が午前8時台で「都会の秘境駅」とも呼ばれる阪堺電気軌道の住吉公園駅(大阪市)が、来年1月30日の運行を最後に廃止される。同社が28日、住吉公園駅と住吉駅を結ぶ区間200メートルを、1月31日に廃止すると発表した。
住吉公園駅は、南海電気鉄道の住吉大社駅との乗換駅。1913年に開業し、天王寺駅前駅とを結ぶ電車が発着している。しかし、2014年のダイヤ改定で、平日132本あった電車が朝7~8時台の10本に。1日の乗降客も改定前の約700人から、100人以下に減った。
老朽化した線路などの改修に約5億円かかり、「経営への影響が大きい」として廃止を決めた。同駅から100~200メートルの場所にほかの駅が二つあり、同社は「利用者への影響は小さい」とみている。(田幸香純)
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