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コンゴ民主共和国の男性 難民認定を義務づける判決
8月28日 20時39分

コンゴ民主共和国の男性 難民認定を義務づける判決
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コンゴ民主共和国の男性が政府から弾圧を受けたとして難民の認定を求めた裁判で、東京地方裁判所は、男性を難民と認定するよう国に義務づける判決を言い渡しました。
アフリカ中部のコンゴ民主共和国で選挙の不正に反対する活動を行っていた39歳の男性は、政府から弾圧を受けたとして7年前に日本に逃れましたが、難民と認められず、裁判を起こしました。
28日の判決で、東京地方裁判所の谷口豊裁判長は「男性には出頭命令や家宅捜索の令状が出され、同じ政党の多くの人は拷問を受けていた」と指摘し、男性を難民と認定するよう国に義務づける判決を言い渡しました。
全国難民弁護団連絡会議によりますと、これまでにも難民と認めない処分を取り消す判決は出ていますが、勝訴したあとも法務省が再び認めない処分をする場合があるということで、今回のように難民の認定を義務づける判決は初めてだということです。
判決のあとの会見で、男性は「これまで苦労してきたが判決には満足している」と述べました。
一方、法務省入国管理局は「判決の内容をよく精査し、適切に対応してまいりたい」としています。

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