【世界陸上】転倒ボルト カメラマンと笑顔で握手「足は問題ない」
2015年08月28日 08時08分
【中国・北京発】2冠を達成後、アクシデントに巻き込まれたウサイン・ボルト(29=ジャマイカ)が“大人の対応”を見せた。
陸上の世界選手権第6日(27日)、ボルトは男子200メートルで優勝し、100メートルと合わせて2冠を達成。レース後、場内を一周しながら観客の大歓声に応えていたが、電動立ち乗り2輪車「セグウェイ」に乗って撮影中のカメラマンが、突然バランスを崩して転倒、巻き込まれる形で後ろ向きに倒れてしまった。ボルトは転倒した勢いで後方に1回転。すぐに立ち上がったが、左脚ふくらはぎをさすりながら、顔をしかめた。しかし、倒れ込んだままのカメラマンに歩み寄り、笑顔で握手を交わしてウイニングランを続行した。
ボルトはその後の公式会見で「足は問題ない。大丈夫」とアピール。2着のジャスティン・ガトリン(33=米国)は「(あのカメラマンは)僕のミッションに失敗した。ギャラを返してもらわなきゃ」と、ジョークで笑わせた。
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