安全保障関連法案に反対する道内をはじめとする全国各地の母親グループが27日、国会内で集会を開き、全国のママから届いたメッセージを審議を続ける各党の参院議員に手渡した。

 集会には、「安保関連法案に反対するママの会@北海道」など札幌や東京、福岡などの親子連れら約90人が参加。7月上旬に開設したSNS(会員制交流サイト)に寄せられた「どんな理由があっても、戦争は二度とあってならない」「武力行使は人殺しです」など母親たち約2万筆のメッセージを野党議員に手渡した。

 発起人の大学院生西郷南海子(みなこ)さん(28)=京都市在住=は「戦争のない世の中をつくりたいという思いを、国会に響かせて」と訴えた。

 参加者は集会後、それぞれの出身地ゆかりの参院議員の事務所を訪れた。「ママの会@北海道」の椙木(すぎき)晃子さん(40)=札幌市在住=は、道内選出の与党議員にメッセージのほか、同法案への反対署名約1万5300筆を提出。椙木さんは「正しい判断を下してもらえるようお願いした」と強調。同行の自営業の女性(37)=同=は「これから生まれてくる子どもたちのため、反対の意思を示した」と話した。

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