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東京五輪のエンブレム デザインの原案公表8月28日 17時41分
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2020年東京オリンピックのエンブレムについて、大会の組織委員会は28日、デザインの原案を初めて公表し、ベルギーの劇場のロゴマークとは「全く別のものと分かる」として、似ているとの指摘を改めて否定しました。
東京オリンピックのエンブレムを巡っては、ベルギーのグラフィックデザイナー、オリビエ・ドビ氏が、2年前に作った劇場のロゴマークに極めて似ているとして、IOC=国際オリンピック委員会に対しエンブレムの使用差し止めを求める訴えを、今月、ベルギーの裁判所に起こしました。
これについて、東京大会の組織委員会は28日に会見を開き、アートディレクターの佐野研二郎さんが作ったエンブレムのデザインの原案を初めて公表しました。
原案では、赤い丸が右上ではなく右下にあり、より「T」の文字が分かりやすいデザインとなっています。このデザインの採用を決めてから国際商標を確認したところ、類似点のあるデザインがあったため、佐野さんが原案を2回修正し、最終的に発表されたエンブレムになったということです。
組織委員会の武藤敏郎事務総長は「デザインのプロセスが劇場のロゴマークとは全く異なることが分かる。エンブレムは、大会の理念やビジョンを表し、オリンピックとパラリンピックが対をなして、従来にはない工夫がされていて、全く別のものと分かると思う」と述べて、似ているとの指摘を否定しました。そのうえで、「ベルギーの劇場のロゴマークも大変すばらしいと思う。残念ながら裁判という形になっているが、エンブレムに込めた理念を理解いただきたい」と述べました。
これについて、東京大会の組織委員会は28日に会見を開き、アートディレクターの佐野研二郎さんが作ったエンブレムのデザインの原案を初めて公表しました。
原案では、赤い丸が右上ではなく右下にあり、より「T」の文字が分かりやすいデザインとなっています。このデザインの採用を決めてから国際商標を確認したところ、類似点のあるデザインがあったため、佐野さんが原案を2回修正し、最終的に発表されたエンブレムになったということです。
組織委員会の武藤敏郎事務総長は「デザインのプロセスが劇場のロゴマークとは全く異なることが分かる。エンブレムは、大会の理念やビジョンを表し、オリンピックとパラリンピックが対をなして、従来にはない工夫がされていて、全く別のものと分かると思う」と述べて、似ているとの指摘を否定しました。そのうえで、「ベルギーの劇場のロゴマークも大変すばらしいと思う。残念ながら裁判という形になっているが、エンブレムに込めた理念を理解いただきたい」と述べました。