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【スポーツ】

清宮、ここぞで決める 野球U−18W杯 きょう初戦

2015年8月28日 紙面から

関東一・オコエ瑠偉(左)からバットを受け取る早稲田実・清宮幸太郎=大阪市内で(田中太一撮影)

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 野球のU−18ワールドカップ(W杯)=甲子園など=に出場する高校日本代表は27日、初戦となる28日のブラジル戦(舞洲)に向け、大阪市内で2時間練習した。スーパー1年生の早実・清宮幸太郎内野手は、勝負強さにこだわる姿勢を強調。2013年の前回大会で打点王になった森友哉(現西武)ばりの活躍を誓った。1次ラウンドは6チームずつA、B組に分かれ、総当たり。上位3チームがスーパーラウンドに進み、決勝進出を目指す。

 偉大な先輩に続く。「任された役目を全うするだけ。自分も同じぐらいの活躍ができればいい」。森が前回大会で打点王だったことを聞いた清宮は、キッパリと決意を口にした。

 打線のけん引役として、2年前の森の姿はお手本になる。全9試合で3番に座り、7戦連続を含む15打点。ベストナインにも選ばれた。準優勝した日本チームでも、最大級の貢献度だった。

 清宮がこだわるのも「ここぞの場面での1本」。今夏の西東京大会は6試合10打点、甲子園大会では5試合8打点。4番に座った26日の大学日本代表との壮行試合でも、中前適時打でチーム唯一の打点を挙げるなど勝負強さは際立っている。

 リトルリーグで世界一を経験。国際大会に慣れているのも心強い。初戦の相手ブラジルを「体が大きいしパワーもあると思う」と警戒しつつ、「物おじせず、自分たちの野球で向かっていければ」と自然体で挑む。

 フリー打撃では70スイングで3本の柵越え。木製バット、両翼100メートルの球場の広さも関係ない飛距離を見せつけた。「勝負強いバッティング、長打を見てほしい」。日本中を沸かせた怪物1年生。大暴れする舞台は、世界に移る。 (藤田昌央)

 

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