08月27日 19時22分
愛知県尾張旭市は去年から市内にあるすべてのコンビニエンスストアに心臓の動きを正常に戻す医療機器AEDを設置しています。
そのAEDを使って、8月、60代の男性が救命されたことが分かりました。
尾張旭市は市民が24時間いつでもAEDを使えるように去年5月、東海3県では初めて市内にあるすべてのコンビニにAEDを設置しました。
尾張旭市消防本部によりますと、8月3日、市内に住む60代の男性が自宅で意識を失ったため、家族が119番通報をしたうえで、心臓マッサージを行うとともに、近くのコンビニにAEDを取りに行きました。
そして、男性が意識を失ってから6分後にAEDを使って電気ショックを与えたところ、男性の心臓が動き始めたということです。
男性は2週間入院しましたが以前と変わらない生活を送っています。
尾張旭市消防本部では「家族がコンビニにAEDがあると思ってすぐに取りに行き、迷わず使ったことが救命につながった。コンビニは夜間や休日も開いているので誰かが倒れて反応がなければAEDを取りに行って使って欲しい」と話しています。
愛知県内のコンビニへのAEDの設置は長久手市や豊川市、田原市、豊山町、それに蒲郡市などにも広がっています。
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