【シャンパーニュ:39】ドンペリニヨンの真価、熟成の軌跡
こんにちは、HKOです。
本日はドンペリニヨンをしっかりと知ろう、と言うことで、目下の最新ヴィンテージの2004、そしてグレートヴィンテージである1982年を比較していきたいと思います。
【データ】
ドンペリニヨンはモエ エ シャンドン社が作るフラッグシップ ヴィンテージシャンパーニュ。
現在の醸造最高責任者はリシャール ジュフロワ。
セパージュは平均でピノノワール、シャルドネが50%ずつ。グランクリュ比率は100%。瓶内熟成期間は7年間。今更説明不要のプレステージシャンパーニュですが、存外に醸造観点での情報がありません。
【テイスティングコメント】
生産者: モエ エ シャンドン
銘柄: ドン ペリニヨン 2004
品種: シャルドネ60%、ピノノワール40%

WA94pt
外観は明るいストローイエローで粘性は中庸。
豊かなカシューナッツやバター、モカ。そしてフレッシュハーブの芳香に、豊満な洋梨、花梨の様な果実味が混じり合う。ブリオッシュ、バニラや白胡椒、しなやかなミネラル感。
際立ったシャープネスもミネラル感もない、バランスの良い豊満でキャッチーな魅力を感じさせるシャンパーニュだと思う。
酸は柔らかく、リンゴやアプリコットの蜜を感じさせる果実味の余韻と旨味が広がる。優等生的なシャンパーニュだ。
生産者: モエ エ シャンドン
銘柄: キュヴェ ドン ペリニヨン 1982

約60000円、WA96pt
外観は褐色に近い黄金色、粘性は高い。泡は穏やかに立ち上っている。
焦がしたカラメルやブランデー、カスタードクリームなどの甘やかでビターな要素に、ブリオッシュやバター。ドライシェリーの強烈な旨味を感じさせる風味。ハチミツ、オレンジの様な柑橘系の果実味。焦がしバター、塩ナッツなどの風味が感じられる。カマンベールの様な味わい。
旨味に満ちた柔らかい酸味があり、木材やカラメル、シェリーの要素。ややビターさが残る。綺麗な旨味と複雑な香りを楽しめる完璧なドンペリニヨン。
【所感】
2004年のリリースしたてのドンペリニヨンも素晴らしいのですが、ここは本当に、もう、何と言っても1982年の熟成を経たドンペリニヨンが素晴らしすぎる。
若いドンペリニヨンはドンペリニヨンでナッツなどの豊かな風味と、グランヴィンテージにも通じるモカの風味、フレッシュハーブと豊満な果実味との調和が素晴らしいのですが、やはり何処かシャープネスが際立っていてエッジがあります。
82年のドンペリニヨンはどこか若々しい柑橘やハチミツの要素を残しながらも、熟成によってブランデーを思わせるビターなカラメルやカスタードクリームの様な風味と焦がしたバターなどの樽と果実味が調和した味わいがあり、わずかに塩ナッツの様な少し熟成が進んだ風味が混じるのが大変素晴らしい。思わずコルクの香りを嗅いで、あまりの状態の良さにニヤリとしてしまった。
2004年が本来のポテンシャルの数%しか出していないんじゃないか、そう思うくらい調和の取れた素晴らしい味わいを感じさせる。
熟成した大手メゾンのフラッグシップの中でも上位の複雑さを持っているのではないかと。
逆にクリュッグやジャックセロス、アンリジローではこういう熟成にはならないから、大手メゾン嫌いの人には出会えない味わいかも。最高です。
熟成が長いのでだいぶ状態にも差が出ているかもしれませんが、当たった時には必ずガッツポーズをさせるような強烈な魅力がありますよ!
機会があればまた飲みたいけど、まあ無いだろうなあ。
本日はドンペリニヨンをしっかりと知ろう、と言うことで、目下の最新ヴィンテージの2004、そしてグレートヴィンテージである1982年を比較していきたいと思います。
【データ】
ドンペリニヨンはモエ エ シャンドン社が作るフラッグシップ ヴィンテージシャンパーニュ。
現在の醸造最高責任者はリシャール ジュフロワ。
セパージュは平均でピノノワール、シャルドネが50%ずつ。グランクリュ比率は100%。瓶内熟成期間は7年間。今更説明不要のプレステージシャンパーニュですが、存外に醸造観点での情報がありません。
【テイスティングコメント】
生産者: モエ エ シャンドン
銘柄: ドン ペリニヨン 2004
品種: シャルドネ60%、ピノノワール40%
WA94pt
外観は明るいストローイエローで粘性は中庸。
豊かなカシューナッツやバター、モカ。そしてフレッシュハーブの芳香に、豊満な洋梨、花梨の様な果実味が混じり合う。ブリオッシュ、バニラや白胡椒、しなやかなミネラル感。
際立ったシャープネスもミネラル感もない、バランスの良い豊満でキャッチーな魅力を感じさせるシャンパーニュだと思う。
酸は柔らかく、リンゴやアプリコットの蜜を感じさせる果実味の余韻と旨味が広がる。優等生的なシャンパーニュだ。
生産者: モエ エ シャンドン
銘柄: キュヴェ ドン ペリニヨン 1982

約60000円、WA96pt
外観は褐色に近い黄金色、粘性は高い。泡は穏やかに立ち上っている。
焦がしたカラメルやブランデー、カスタードクリームなどの甘やかでビターな要素に、ブリオッシュやバター。ドライシェリーの強烈な旨味を感じさせる風味。ハチミツ、オレンジの様な柑橘系の果実味。焦がしバター、塩ナッツなどの風味が感じられる。カマンベールの様な味わい。
旨味に満ちた柔らかい酸味があり、木材やカラメル、シェリーの要素。ややビターさが残る。綺麗な旨味と複雑な香りを楽しめる完璧なドンペリニヨン。
【所感】
2004年のリリースしたてのドンペリニヨンも素晴らしいのですが、ここは本当に、もう、何と言っても1982年の熟成を経たドンペリニヨンが素晴らしすぎる。
若いドンペリニヨンはドンペリニヨンでナッツなどの豊かな風味と、グランヴィンテージにも通じるモカの風味、フレッシュハーブと豊満な果実味との調和が素晴らしいのですが、やはり何処かシャープネスが際立っていてエッジがあります。
82年のドンペリニヨンはどこか若々しい柑橘やハチミツの要素を残しながらも、熟成によってブランデーを思わせるビターなカラメルやカスタードクリームの様な風味と焦がしたバターなどの樽と果実味が調和した味わいがあり、わずかに塩ナッツの様な少し熟成が進んだ風味が混じるのが大変素晴らしい。思わずコルクの香りを嗅いで、あまりの状態の良さにニヤリとしてしまった。
2004年が本来のポテンシャルの数%しか出していないんじゃないか、そう思うくらい調和の取れた素晴らしい味わいを感じさせる。
熟成した大手メゾンのフラッグシップの中でも上位の複雑さを持っているのではないかと。
逆にクリュッグやジャックセロス、アンリジローではこういう熟成にはならないから、大手メゾン嫌いの人には出会えない味わいかも。最高です。
熟成が長いのでだいぶ状態にも差が出ているかもしれませんが、当たった時には必ずガッツポーズをさせるような強烈な魅力がありますよ!
機会があればまた飲みたいけど、まあ無いだろうなあ。
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ドン・ペリニヨン ヴィンテージ[1982] |
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