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2015年07月24日

東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会エンブレムを発表
 

公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会は、本日、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会のエンブレムを発表いたしました。

■エンブレム選定について

エンブレムの選定にあたっては、国内外を代表するデザイナー個人による条件付き公募を実施。
2014年10月に国内外から104作品(内、海外から4作品)の応募をいただき、永井一正氏(日本グラフィックデザイナー協会特別顧問)を審査委員代表とする審査委員会(2014年11月17~18日)にて「デザインとしての美しさ、新しさ、そして強さ。そこから生まれる展開力。」を審査基準に、入選3作品を選出し、うち1点を大会エンブレム候補と選定。
本年7月、IOC、IPC、東京2020組織委員会の承認を経て、国際商標確認を終了し、デザイナー佐野研二郎氏の作品を、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会エンブレムとして決定いたしました。

【エンブレム採用作品制作者】
佐野 研二郎 (さの けんじろう)

【プロフィール】
アートディレクター。1972年東京生まれ。多摩美術大学卒業。MR_DESIGN代表。ロゴマーク、キャラクターデザイン、グラフィックデザイン、パッケージデザイン、広告のアートディレクションを手がける。亀倉雄策賞、毎日デザイン賞、ニューヨークADC賞金賞、カンヌライオンズ金賞、ロンドンD&AD金賞、ONE SHOW DESIGN金賞、東京アートディレクターズクラブ会員賞、日本パッケージデザイン大賞金賞、交通広告グランプリなど受賞。パリ装飾博物館に作品が多数パーマネントコレクション(永久保存)されている。

■日本グラフィックデザイナー協会特別顧問 永井一正氏のコメント

1964年の東京オリンピックの亀倉雄策さんのエンブレムを今も懐かしむ人は多い。大きな太陽を表す「赤丸」と「五輪マーク」と「文字」だけの極めてシンプルでありながらその造形性とインパクトや意味性において抜群のシンボルで、国内はもとより海外でも絶賛されました。この度決定した佐野研二郎さんの2020年の東京オリンピック・パラリンピックのエンブレムも同じように、その累積効果によって国内外に好感をもって広がることを願うとともに、より良くこのエンブレムを育てていくのは皆様の力なのだと思います。前回がそうであったように、これを契機として日本のデザインが未来に向かって更に飛躍していくことを期待しています。

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