東京・中野で全裸殺人！２５歳女性劇団員　頸部圧迫による窒息死

加賀谷理沙さんが殺害された中野区弥生町のマンション Photo By スポニチ

　東京都中野区弥生町のマンション２階の一室で２６日午後１０時ごろ、住人のアルバイト店員加賀谷理沙さん（２５）が死亡しているのを、警視庁中野署員が見つけた。首に絞められたような痕があり、捜査１課は殺人事件として中野署に捜査本部を設置し、５０人態勢で調べる。

　加賀谷さんは衣服を着ておらず、玄関に仰向けに倒れていた。顔にはタオルケットがかけられていた。捜査本部によると、司法解剖で死因は頸部（けいぶ）圧迫による窒息と判明。玄関は施錠され、室内に荒らされたような形跡はなかった。

　加賀谷さんが新宿区内のアルバイト先の居酒屋を２５日夜に無断欠勤したことを不審に思った男性店長らが、翌２６日夜にマンションを訪問。中から応答がなかったため中野署に相談した。

　居酒屋には深夜、ホールスタッフとして勤務。以前、一緒に働いていた男性（２９）は「受け答えもはきはきした元気な子だった」と話した。

　加賀谷さんは劇団員としても活動。９月に上演する舞台に出演予定で、今月上旬には劇団のブログに「とってもハートフルな作品になるだろうなあと、今からワクワクしています」とつづっていた。２３日のブログでは、稽古前の役者仲間の様子を紹介。その３日後、遺体で発見された。

　現場は、東京メトロ中野新橋駅から南に約４００メートルの住宅街。階下に住む男性（２８）は「数日前の夜、上からどすんどすんという大きな足音みたいな音がして、女性のうめき声のようなものが聞こえた」と話した。

　１カ月ほど前の朝方、加賀谷さんの部屋で、男女が言い争う声を複数の近隣住民が聞いていたことも分かった。言い争っていた男性が、加賀谷さんと同じ劇団員と名乗っていたとの情報もある。関係者によると、劇団の中で、仲の良かった男性がいたという話もあり、交友関係を調べている。