野村アセット:一時申込停止、レバレッジ型ETF-需要旺盛
2015/08/28 13:57 JST
(ブルームバーグ):野村アセットマネジメントは28日、国内最大のレバレッジ型上場投資信託(ETF)の設定申し込みを一時停止したと発表した。投資家の需要が旺盛で限度額に近づいた。
野村アセットが運用する「NEXT FUNDS日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信 」は27日付で信託金額が6661億円と限度額(7000億円)に接近した。このETFは日経平均レバレッジ・インデックスを対象指数としている。野村アセットは申し込みを再開できるよう限度額の拡大を検討している。
広中一雅シニアマネジャーは「大口機関投資家からこの1カ月程度で商品に関しての強いニーズがあった」と語る。過去には「昨年10月の日銀緩和時など先高観があって値動きが2倍のものを買いたいなどというときに増えている」という。
広中氏によると、このETFの純資産総額は野村アセットのETFで3番目の規模。7月末は4248億円だった。ブルームバーグ・データでは日本で上場しているレバレッジ型ETFで最大。
同ETFの信託金限度額は2012年4月に2000億円で設定され、昨年1月に5000億円、ことし2月に7000億円に上げられた。
日本経済新聞社によると、日経平均レバレッジ・インデックスは日経平均株価の変動率の2倍の値動きになる指数で、前日比5%上昇した場合は10%上昇する。
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更新日時: 2015/08/28 13:57 JST