ポレダ、走者残し降板「悔しい」7回まで1安打も援護なく6敗目 

2015年8月28日6時0分  スポーツ報知
  • 8回1死一、三塁、粘りの投球を見せるも連打を浴びて降板するポレダ
  • 好投むなしく敗戦投手となったポレダ

 ◆ヤクルト2―0巨人(27日・神宮)

 振り下ろした左腕は、ベンチを強く叩いていた。普段は温厚なポレダが、怒りを抑えられなかった。7回まで1安打とほぼ完璧な投球を見せていたが、8回に1死から連打で一、三塁のピンチを招き、降板。後続のマシソンが2死二、三塁から川端に2点適時打を浴びた瞬間、自分へのいら立ちがこみ上げてきた。「いいところまでいったのに走者を残したまま、マウンドを降りてしまい、悔しい」。好投は報われなかった。

 敗戦投手にしてしまうにはあまりにも酷な内容だった。「攻撃的に行けたし、常にカウントを有利に運ぶことができた」。最速154キロを計測した持ち味の直球を軸に、ヤクルト打線を寄せつけなかった。8回に球威が落ちたところを狙われて、連打を許すまで、打たれた安打は2回のミレッジの三塁内野安打のみ。7回1/3、3安打2失点で6敗目。原監督が「ナイスピッチングだった」と言えば、斎藤投手コーチも「文句なし」とねぎらいの言葉をかけた。

 来日から刺激し合っていた10勝のマイコラスがコンディション不良で登録抹消。登板を1回飛ばすことになり、ポレダも1日詰め、中5日の登板。「とても残念だけど次回に必ず戻ってきてくれる」と思いやった。今季、マイコラスは3度、4連敗中に先発して、連敗を止めてきた。今回、自分に同じ状況で登板が巡ってきた。マイコラスの悔しさも背負い力投を見せたが、連敗を止められなかった。

 それでもポレダは川端、山田、畠山といったタイトルを争う強打者らを無安打にねじ伏せた。この日の投球で対ヤクルトは4戦1勝1敗ながら防御率1・84。マイコラスもヤクルトは2戦2勝と得意。敗れはしたが、“ツインタワー”はツバメキラーであることを印象づけた。(楢崎 豊)

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