2015年8月28日10時38分
初代福岡藩主の黒田長政が関ケ原の合戦でかぶった銀色のかぶとは、実は金色だった。福岡市博物館がかぶとの修復作業中に金色の下地が露出しているのを確認し、発表した。市博物館は9月14日に詳しい検査をして、金色の素材を解明する予定。
かぶとは国の重要文化財「銀箔(ぎんぱく)押一(おしいち)の谷形兜(たになりかぶと)」。ひのきの薄板を曲げて作られたかぶとで、表面は銀箔で覆われている。福岡市博物館で10月4日まで開催されている特別展「大関ケ原展」で展示されている。
市博物館は2月、かぶとに入ったひび割れを修復するために点検していたところ、かぶとの複数の箇所で、下地が金色になっているのを見つけたという。
市博物館によると、かぶとは戦国武将の福島正則が持っていた。長政と正則が仲たがいの後に仲直りの証しとして、両者のかぶとを交換したとされる。
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