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という事で先日、4速化と同時に97ccにストロークアップで排気量増していたのですが。当然ながら低回転からのトルクが増したので2次減速比を変えようと思い、部品を手配しました。いや、正確にはもうケース開ける前に既に手配してありました。
画像はドライブスプロケ。17Tです。ケースの種類によってはチェーンが干渉するサイズですが、カブ50系左エンジンケースでは若干の余裕が有るものも有ります。ただ、それでもケース側に軽い接触痕跡アリ。定期的なチェーンの張り管理は最低限必要ですが、ある程度以上の負荷が掛かれば接触のリスク増。このあたりも含めて、セット変更した動機の一つになりました。
ドライブスプロケを外して、チェーンをドリブンスプロケから遊ばせて。リアショックもナットを外して遊ばせておきます。蛇足ですが交換前の2次減速比はF17、R35なので2.058です。
全部はずしてリアタイヤをフリーにします。『ココは外さなくてイイかな?』という手抜きは禁物。ああ、ドラム周りはそのままでOKですが。ここまでバラせば、チェーンはクリップを外したりしなくても輪っかのまま取り出せます。
ドリブンスプロケの取付けナットのトルクは25N.mくらい。そこまで強くはないのでタイヤを手で押さえながらでも十分に締められるレベルです。
適当にスリーブナットを固定したらチェーンのカットへ。チェーンカットの為の位置決めをして下さい。スプロケへチェーンを合わせてみて、要らない部分に×印などのマーキングをしておきましょう。スリーブナットを本締めする時は44N.m。チェーンの張り具合で何度も緩める必要が有るので本締めは最終的な位置を出してからでOKです。
ミニ万力等で固定したら、×印が書いてあるコマの左のピンの頭をベビサンでガリガリ。フラットになったらピンの縦方向に力を掛けやすい様、固定方法を変えて。ピンの真ん中あたりであろう部分をポンチや釘、いらなくなった細めのボルト等をピンの部分に合わせ、ハンマーで打って摘出してカット完了です。マイナスとかでコジるのは使う部分まで痛める可能性が高いから避けた方がいいかも。
チェーンカットした部分の切り粉をエアやパーツ洗浄剤でシッカリ洗浄したら、ジョイントとクリップで固定完了。クリップの方向は一応、決まりが有るらしい。なんとなくクリップの形状を見れば正しい向きが分かりそう。アクスルナットは59N.m。ボルト側(写真では向こう側)を14mmメガネ等で押さえとかないと空回りします。
ドライブスプロケは15Tで2次減速比2.000が良かったのですが、手持ちが無かった為に16Tの1.875になってしまった。ちょっと目論みよりもハイギアードです。でもケース的には17Tの時よりも余裕がありそうな感じ。ここのボルトは10N.mで軽めに。
という事でここからチェーンカバーを元に戻して、前後スプロケとチェーンの交換は終了です。この3点は同時に交換しないと各部が編摩耗するとか言われています。実際、実感した事は無いのですが、まあその辺りは理に適った情報な様な気がしますので守った方がいいかもですね。ああ、チェーンのグリスアップも忘れずに!
走行インプレはまた後日詳しく書きますが、ここまで2次をハイギアードしても1速の使えなさは相変わらずです。ただ97ccの排気量になった事で、平地では4速3000rpmほどからでも普通に加速していくので問題は無さそう。4速60km/hは約4500rpm。後は坂道や街路などでのテストを加えた上で判断していこうと思っています。
つづきます!
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