宇宙滞在が1ヶ月を迎える油井亀美也宇宙飛行士の宇宙におけるロボットの足についてのツイートが話題になっています。

7月23日に国際宇宙ステーション(ISS)へと出発し、滞在が1ヶ月を超えた宇宙飛行士の油井亀美也さん。自身のツイッターアカウントから宇宙からの美しい映像や宇宙生活についての非常に興味深いツイートを続けおり、フォロワーも12万人を超えています。

Vega, Deneb and Milky Way over Australia ;) pic.twitter.com/bSoGEUYiZP
- 油井 亀美也 Kimiya.Yui (@Astro_Kimiya) 2015, 8月 23


Canadian Robot Arm and I are standing by for the tomorrow's big task "HTV capture"Arm and I saw an aurora together;) pic.twitter.com/bSVTcvmkte
- 油井 亀美也 Kimiya.Yui (@Astro_Kimiya) 2015, 8月 23


この写真を撮り、皆さんに台風対策をとって頂きたくて、夜更かししました。台風の目が恐ろしい悪魔のように見えました。2枚目には関東が一緒に写っています。どうか、皆様ご無事で。。。 pic.twitter.com/7RkjvkCcTu
- 油井 亀美也 Kimiya.Yui (@Astro_Kimiya) 2015, 8月 22


そんな油井飛行士が今日早朝にツイートしたのが以下の内容。「宇宙空間で使うロボットに足は必要なのか?」という、かのシャア・アズナブルも考えた疑問についてまさに宇宙に滞在している飛行士の立場から回答しています。

余談になりますが、SF等で「宇宙空間で使うロボットに足は必要なのか?」なんて話が出てくるのを聞いたことがありませんか?私の気付きとしては、極めて重要で、手足を上手く操作すると姿勢制御の為のスラスターを大幅に減らすことが出来ると思います。宇宙へ来て新たに気付く事って結構多いですよ。
- 油井 亀美也 Kimiya.Yui (@Astro_Kimiya) 2015, 8月 27


シャアの疑問に「あんなもの飾りです。偉い人にはそれがわからんのですよ」と答えてしまったジオン軍の整備兵が涙目になることは間違いありませんが、「手足を上手く操作すると姿勢制御の為のスラスターを大幅に減らすことが出来る」というのは限られたリソースで活動をしなければならない宇宙空間では非常に重要。
もしあの時ジオングに足がついていたら一年戦争の行く末も多少変わっていたのかもしれません。

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