厚生労働省が公表した人口動態統計(速報)によると、2015年1~6月の出生数は50万8802人と前年同期比で1万2411人増えた。プラスになったのは5年ぶり。東京23区、横浜市、大阪市などの大都市圏を中心に伸びた。保育所の拡充など、政府の少子化対策も好影響を与えたとみられる。
出生数はプラスに転じたが、人口減少の流れは変わらない。15年1~6月の死亡数は前年同期比1万3700人増の66万6336人と、公表を始めた1970年以降で最多になった。出生数から死亡数を引いた自然増減数は15万7534人の減少だった。
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