トップページ科学・医療ニュース一覧環境相 千葉の石炭火力発電所計画に異議
ニュース詳細

環境相 千葉の石炭火力発電所計画に異議
8月28日 11時22分

千葉県袖ケ浦市で建設が計画されている石炭火力発電所について、望月環境大臣は温室効果ガスの削減目標の達成に支障を及ぼしかねないとして、経済産業省に「現時点では是認することはできない」とする意見を提出しました。望月大臣が石炭火力発電所の計画に異議を表明するのは、今回で3件目です。
この石炭火力発電所は、出光興産と九州電力、それに東京ガスが出資する事業者が千葉県袖ケ浦市で建設を計画している総出力200万キロワットの発電所で、環境省が環境アセスメント法に基づく審査を進めてきました。
望月環境大臣は閣議のあとの記者会見で、建設計画について、政府の温室効果ガスの削減目標達成に支障を及ぼしかねないとして「現時点では是認することはできない」とする意見を、計画の認可を判断する経済産業省に提出したことを明らかにしました。
電力業界では来年に予定される電力の小売り全面自由化を前に、発電コストは安いものの二酸化炭素の排出量が多い石炭火力発電所の計画が相次ぎ、排出削減を進める仕組み作りが課題となっています。
このため、今回提出した意見では「電力業界に対して具体的な仕組みやルール作りに早急に取り組むよう促す必要がある」として、経済産業省にも対応を求めています。
望月大臣が石炭火力発電所の建設計画に異議を表明するのは、ことし6月以降、3件目です。

関連ニュース

k10010207471000.html

関連ニュース[自動検索]

このページの先頭へ